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ニューイングランド・クラム・チャウダー

2007年04月06日

■アメリカ東海岸のニューイングランド風の白いチャウダーです。ブイヨンなどのスープストック(出し汁)を使わなくても、あさりとソルトポークや野菜から出るうまみでおいしいチャウダーにし上がります。

写真ニューイングランド・クラム・チャウダー

作り方のコツ

クラムは、日本のはまぐりとは少し種類が違うが、はまぐりまたはあさりで作ればよい。あさりの場合は、なるべく大粒なものを使う。貝の身を加えたら温める程度で、煮すぎないこと。

素材

タイム、シソ科の香草。加熱しても香りが飛びにくく、スープや煮込み料理、肉のローストなどに使う。ローリエと並んで西洋料理で最もよく使われるハーブのひとつ。濃厚なチャウダーの風味をひきしめる働きをする。

セロリソルト、セロリシード(セロリの種子)を粉末にして塩と混ぜた調味料。セロリの香りが心地よい。

ソーダ・クラッカー:生地にバターや卵は使っていない、塩味のシンプルなクラッカー。

レシピ

材料(8人分)

あさり(大粒のもの)またははまぐり 1.2 kg、水 適量、ソルト・ポーク(塩漬け豚ばら肉)またはベーコン120 g、

玉ねぎ 中2個、小麦粉 30 g、じゃがいも 大3個、セロリソルト 大さじ1、タイム 2枝、

牛乳 約600 ml、バター(仕上げ用) 大さじ1、ソーダクラッカー 適量、塩、こしょう 各適量

調理器具

包丁、鍋、木ベラ、ザル、ボウル、布(さらし等)

1. ソルト・ポークは3 mm角に切る。玉ねぎはみじん切りにする。じゃがいもは1cm角に切る。

2. 砂出ししたあさりにたっぷりの塩をまぶし、両手でしごくようにして表面の汚れを落とす。続いてたっぷりの真水ですすぎながら汚れを除く。これを2〜3回繰り返す。(ポイント)あさりは3%の塩水に浸けて暗くて涼しい所に3時間から一晩置き、砂出しする。

3. 鍋にあさりとそれが半分くらい浸かる程度の水を注いで蓋をし、強火にかける。

4.貝の口が開いたら火から下ろす。

5. ボールで受けたザルにあけ、手で触れるくらいに冷めたら、身をはずして粗く刻む。煮汁は布で漉す。

6. 別鍋に刻んだソルト・ポークを入れて中火にかけ、うっすら色づくまで炒める。脂が充分出てきたら玉ねぎとタイムを加え、柔らかくしんなりとするまで炒める。

7. 鍋を火からはずして小麦粉を加え、木杓子でよく混ぜる。

8. あさりの煮汁を合わせて再び火にかけ、よくかき混ぜる。

9. じゃがいもとセロリソルトを加える。材料が浸かる程度に水を加え、蓋をずらしてかぶせて時々混ぜながらじゃがいもが柔らかくなるまで20分ほど煮込む.

10. じゃがいもが充分柔らかくなったら牛乳を加えて、さらに2〜3分間煮込む。

11. 味を見て、必要であれば塩とこしょうで調え、貝の身とバターを加えて仕上げる。

12. スープボールまたはカップに盛り、クラッカーを添えてすすめる。


プロフィール

三木 敏彦(MIKI TOSHIHIKO)
辻調グループ校 フランス料理・エスニック料理専任教授。 辻調グループ校で教鞭をとるかたわら、フランスのレストラン「ブーリヨ」、ポール・ボキューズ」、「ジョルジュ・ブラン」にて研修。クリスチャン・ブーリヨ氏(M.O.F.)、ポール・ボキューズ氏(M.O.F.)、ジョルジュ・ブラン氏という一流の料理人に師事。
1992年よりエスニック料理の研究をはじめ、ベトナム、タイなどのアジア諸国をめぐり、またアメリカ合衆国を横断して、さまざまな民族の料理(エスニック料理)を現地で味わった。その経験から、和・洋・中だけでなく、世界にはおいしい料理が数多くあることを伝えたいと願っている。

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