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怖くない、怖くないインターナショナルレシピ

アルザスのマルシェ・ド・ノエル〈季節のおいしいコラム〉

2007年11月30日

 クリスマスシーズンのはじまりです!クリスマス特別編として、とっておきのヨーロッパだよりをお届けします。

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ストラスブールのカテドラルとクリスマス市のイルミネーション

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ヴァン・ショー(ホットワイン)の屋台

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クリスマスのオーナメント

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ハート型のパン・デピスを売る店

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パン・デピスのレシピはこちらから

 フランスやドイツでは、クリスマスの1ヶ月くらい前から、クリスマスグッズ専門の市が立ちます。夜になれば、ライトアップされた市全体がまるでクリスマスツリーのよう。ホットワインで体を温めながら、クリスマス準備の買い物を楽しみます。

 ライン川をはさんでドイツと国境を接しているフランス・アルザス地方の中心地、ストラスブールの有名なクリスマス市(マルシェ・ド・ノエル)を訪ねてみましょう。

 レポートは辻グループフランス校勤務、高浦 智(TAKAURA SATOSHI)です。

 11月の終わりになると、ストラスブールのカテドラル(大聖堂)前の広場にクリスマス市(マルシェ・ド・ノエル)が立ちます。

 まず探すのは、赤ワインにシナモン、八角、クローブ(丁子)などのスパイス、それにオレンジのスライスなどを入れたヴァン・ショー。温かいワインという意味の通り温めたもので、これを飲むと体がすぐに温まります。写真のように、こんな大きななべで売っているんです。日本ではあまりなじみがありませんが、コレは寒いマルシェでは欠かせません(と思います)。よく探すと白ワインやロゼワインで作ったもの、アルコールがだめな人に温かいオレンジジュースというのもあります。

 マルシェにはクリスマスの飾り物やお菓子類のお店が多く並びます。ツリーのオーナメントやアドヴェント・カレンダー(キリストの降臨を待つ12月1日から24日までのカレンダー)やキリストの誕生にまつわる話を表す人形(クレーシュといいます)を売っているお店、この時期に食べるスパイスの利いた一口大のクッキー、ブレデラ(ブレデレ)や、同じくスパイスを利かせて作るパン・デピスなどを並べているお店、ドイツのシュトーレンに起源を持つクリストシュトール、クグロフやベラヴェッカ(少しのパン生地とこの辺で取れるクエッチというプラムや洋ナシ、いちじくのドライフルーツとナッツ、香辛料などと合わせて作る)などクリスマスのお菓子の店。

 このベラヴェッカ、アルザスではクリスマスイヴのミサに出かける前に、温かい飲み物と一緒に食べる風習があるそうです。ほかにきれいに絵付けされたクグロフ型やベッコフの蓋つきの大きな型、復活祭のお菓子アニョー・パスカルという子羊の形をしたビスキュイ型など陶器製の型のお店、そのほか蜜蝋で作ったロウソクやもみの木を売っている店などが軒を連ねます。

 ちなみにベッコフという料理は、アルザス産のワイン「リースリング」に丸一晩漬け込んだ牛肉とジャガイモ、たまねぎなどをオーブンでじっくり蒸し煮にしたもので、シンプルながらとても美味しい料理です。

 街中のありとあらゆる店はすっかりクリスマスカラーに変わり、街のどんな小さい通りでもイルミネーションが輝いていて日本とはまったく違った雰囲気がありました。

 街中のありとあらゆる店はすっかりクリスマスカラーに変わり、街のどんな小さい通りでもイルミネーションが輝いていて日本とはまったく違った雰囲気がありました。そんなクリスマス情緒とあったかいヴァン・ショーに酔いながら…このコラムを締めくくりたいと思います。(文・高浦 智 情報提供=辻調おいしいネット)

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