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あさりの潮汁

2008年04月04日

■アサリをふわっと仕上げることがポイントです。アサリの口が開いたら一度取り出します。このひと手間でふっくらでジューシーなアサリに仕上がります。手軽にできる潮汁です。ぜひチャレンジしてください。

■潮仕立てとは

タイやアマダイ、アサリやハマグリなど、椀種(椀の中身で最も主となるもの)の材料そのものから出るうまみを生かして仕立てる仕立て方のことです。材料を水、酒、昆布で煮てその持ち味を引き出してだし汁を取り、塩だけで味を調えます。特に鮮度のよい材料を用いること、あくをていねいにすくい取ること、椀種に火を通しすぎないことなどに注意しましょう。

レシピ

材料(4人分)

アサリ300g、三つ葉1/3束、塩 適量

【吸地】水1000ml、酒100ml、塩 小さじ1/3、薄口しょうゆ 少量、昆布(5cm角)1枚

調理器具

ザル、ネル地、竹の皮

1. アサリは海水程度の塩水につけて冷暗所に3時間おいて砂抜きをする。

2. アサリを流水のもとでこすり洗いし、表面の汚れを取り除く。ザルの上にしばらくおき、ボウルに残った水を捨てる。(アサリの中に入っている余分な水を捨てることで、アサリ本来のうまみが味わえます。)

3. 鍋に分量の水、酒、アサリ、昆布を入れて火にかける。沸騰すれば火を弱め、口の開いたアサリから取り出す。汁はネル地でこす。(アサリは、長い時間火にかけると固くなってしまいます。口が開いたら取り出すようにすると、ふっくら仕上がります。こす時にネル地がなければ、ペーパータオルでもいいですよ。)

4. 三つ葉は根元を切り落とし、ため水でよく洗う。茎を竹の皮でしばり、塩ゆでする。

水に落として冷ます。水気をきり、1.5cm長さに切る。(水に落として冷ますことで余熱で火が通りすぎるのを防ぎます。)

5. アサリのだしを鍋に入れて火にかけ、沸騰してくれば塩で味をつける。味を確かめてから薄口しょうゆを加える。アサリを戻し、温める。

6. 椀に潮汁をはり、三つ葉を入れる。

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プロフィール

若林 聡子(WAKABAYASHI SATOKO)
辻調グループ校 日本料理助教授。男性の多い日本料理の世界ですが、女性ならではのしなやかな感性を料理に生かすことを目指し、日々がんばっています。日本料理には、お茶、お花、器など幅広い知識が要求されるので、堅苦しいとか近寄りがたいと思われがちですが、どの世界も魅力的で楽しいものです。難しく考えないで、一緒においしい料理を作っていきましょう。

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