現在位置:asahi.com>食と料理>季節のおいしいコラム>レシピ> 記事


牛肉のスパイシーサラダ

2008年04月18日

■タイ語で「ヤム・ヌア」という料理です。タイ料理の中で「ヤム」とは、「混ぜ合わせる」とか「和える」といった意味ですから、洋風ならばサラダ、和風ならば和え物にあたります。ヤムは種類が多くて野菜だけではなく、肉類・魚介類それに果物など、ほとんどの食材がヤムになります。でもその基本となるタレあるいはドレッシングの作り方はほぼ同じです。作る人の好みで色々なヤムができますので、工夫してチャレンジしてみてください。

■盛り付けの演出:サラダ菜類は添える程度にし、できればカーヴィング(飾り切り)した野菜や、食用の花などで華やかに演出してみましょう。

■おいしい食べ方:このヤムは、温かい方がよりおいしく感じる料理です。肉は温かいうちに、野菜とあえます。また野菜は歯ごたえの持続するものを使用してください。蒸したもち米を添え、手で小さく丸めてヤムから出てきた汁をつけ、一緒に食してください。さらにヤムのおい味しさが楽しめます!

レシピ

材料(4〜6人分)

牛もも肉(たたき用) 300 g、赤玉ねぎ 1/2個、セロリ 大1本、小ねぎ 6本、きゅうり 1本、チェリートマト(赤、黄) 各6個、サラダ菜 適量

【牛肉の漬け汁】ナンプラー(魚醤油) 大さじ11/2、シーズニングソース(うまみとコク、甘みのあるたまり醤油のような大豆から作る調味料) 大さじ11/2、にんにく 20 g

【ドレッシング】コリアンダー(香菜)の根 3 g、にんにく 1片、プリックポン(種入り粗挽きとうがらし)小さじ2、砂糖 大さじ2、レモン汁 大さじ4、ナンプラー 大さじ1

調理器具

クロック(石うす)またはすり鉢、サーク(つき棒)またはすりこぎ、おろし金、包丁、まな板、焼き網、ビニール袋、アルミホイル、ボウル、サラダ用スプーン・フォーク

牛肉を漬け込む

1. 漬け汁用のにんにく(にんにくは好みで分量を調整する)をすりおろし、ナンプラー、シーズニングソースと一緒にビニール袋に入れる。

2. 1の袋に牛肉を入れて全体に漬け汁をよく絡め、空気を抜いて口を閉じる。そのまま室温で30分ほど漬けておく。

野菜を切り分ける

3. 赤玉ねぎは薄切り、セロリは繊維を断つように薄切り、小ねぎは根と先を取り除いて約4 cm長さに切り分ける。

4. きゅうりは塩をふりかけて手で表面をこそげ、水洗いする。両端を少しずつ切り捨て、縦半分に切り分けてから種を取り除き、斜めに薄切りにする。種を取るときは、魚の骨抜きの背を使うと便利。

5. チェリートマトはヘタを取り除いて水洗いし、縦半分に切り分ける。

ドレッシングを作る

6. コリアンダー(香菜)の根とにんにくは包丁の腹で叩き潰してからみじん切りにし、クロックに入れて突きつぶす(クロックが無ければすり鉢を使ってつぶす)。

7. プリックポンを加えて軽く叩き、残りの材料を加えてよく混ぜる。プリックポンの代わりに生の唐辛子を使うこともできる。酸味は、タイではライムの一種で、マナオと呼ばれるスダチに似た果実の汁を使う。レモン、ライムの汁でもかまわない。

牛肉を焼く

8. 直火から20 cmほど離して金網を置き、充分熱くなれば牛肉をのせ、好み加減の火通しで少し焦げ目がつく程度に全面を焼く。炭火で焼く方が風味は高まる。

9. 肉は焼いてすぐに切り分けると、おいしい肉汁が出てしまうので、アルミホイルで牛肉を包み、温かいところで数分間休ませる。

仕上げる

10. 牛肉はできるだけ薄く切り分け、ボウルに入れる。

11. 半量のドレッシングを肉にふりかけ、全体をよく混ぜる。

12. 次に切り分けた野菜を加え、残りのドレッシングをふりかけて全体をよく混ぜる。

13. きれいに洗ったサラダ菜を皿に敷いて料理をこんもりと盛りつける。できれば、カーヴィングした野菜や食用の花などを添える。

辻調グループ校って?辻調グループは、卒業生11万人の実績を誇る「料理と製菓のプロを育てる総合教育機関」です。大阪、東京、フランスに12の学校があります。
本物を学ぶ。辻調・辻製菓の別科・通信教育講座別ウインドウで開きますも受講生募集中!
 

プロフィール

三木 敏彦(MIKI TOSHIHIKO)
辻調グループ校 フランス料理・エスニック料理専任教授。 辻調グループ校で教鞭をとるかたわら、フランスのレストラン「ブーリヨ」、ポール・ボキューズ」、「ジョルジュ・ブラン」にて研修。クリスチャン・ブーリヨ氏(M.O.F.)、ポール・ボキューズ氏(M.O.F.)、ジョルジュ・ブラン氏という一流の料理人に師事。
1992年よりエスニック料理の研究をはじめ、ベトナム、タイなどのアジア諸国をめぐり、またアメリカ合衆国を横断して、さまざまな民族の料理(エスニック料理)を現地で味わった。その経験から、和・洋・中だけでなく、世界にはおいしい料理が数多くあることを伝えたいと願っている。

このページのトップに戻る