「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。
2008年8月15日
Y:ブランマンジェって種類分けすると、どこに分類されるかなぁ?
G:うーん、ゼラチン入れて固めるけど、ゼリーじゃあないし、生クリームが入ってるけどババロワともちょっと違う。その間かなぁ?
P:そもそもどこのお菓子なん?
G:フランスのランドック地方やモンペリエで作られたとか聞いたことがあるけど。
P:ゼラチンで固めるの?
G:うん。そう。
P:やっぱりそうかぁ。じゃあ私が昔作ってたあれは何やったんやろう?小学生から中学生になるくらいの頃、参考にしてた本ではコーンスターチを使って作ってたんよ。
G:それ、イギリス!
P:あー、イギリスなんやっ。
G:フランス風のはゼラチンで固めるし、生クリームも入るけど、イギリス風のは牛乳のみでコーンスターチを使って作ってたんよ。
Y:へぇ。でもそんな昔にブランマンジェ作ってたんやなあ。
G:私なんて、学校で初めて知ったお菓子やった。
P:私が持ってた本が変わってて、そういうマニアックなものまで載ってたんよ。で、何故それを作る気になったかというと、チョコレートソースがかかってたから。それだけ(笑)。
G:チョコレート好きやったなぁ。
P:うん。今考えたら、そんな濃い味のソースってブランマンジェの味自体を殺してしまうんやけど・・・。
Y:私も昔、写真で見て「美味しそう」と思って作ったけど、牛乳にアーモンドの香りつけて固めて・・・「これって杏仁豆腐?」と思って以来二度と作らなかった。
P:でも、ブランマンジェって、本当は牛乳じゃなくてアーモンドを絞って出てくる白い汁を使うんよね?
G:あー、アーモンドミルクよね。
P:でもそれって、沢山用意するには大量のアーモンドが要るから、それに近いものってことで、マジパン(アーモンドと砂糖で作ったペースト状の製菓材料)を水に溶かして絞った白い水で作ったことがあった。
Y:ほぉー。
P:ほんとにすごいアーモンドの味がして、これかっと思った。
G:今は、作り易さとか食べ易さで、牛乳を使うようになったんやろうね。値段も安いし。
Y:今回はエッセンスだけで香りを付けるんじゃあなくて、アーモンドを使ってるんよね?
G:うん。牛乳で煮出して、アーモンドの香りを移す方法でやってる。エッセンスを使うより、まろやかで風味がよくて美味しいから、ちゃんと煮出して、しっかり絞って、牛乳に香りを移して欲しい。
P:フランスで、ブランマンジェを作ってるお菓子屋さんってあるの?
G:: 見たことない。でも、レストランのデザートにはあるよ。
Y:私はどこででも見たことない。
G:柔らかい、日本でよく見かけるタイプのゼリーって、フランス人はあんまり食べないから。
P:日本人はゼリー系のものが好きやから、お菓子屋さんでも見かけたりするけど、フランスでは見たことないと思って・・・。
G:フランスでは菓子屋にはないなあ。フランス校のキャメラ先生が、「日本人はゼリー系が好きだね。」って言ってたくらい、日本ではよく見るけど。
Y:オリジナルはアーモンド風味やけど、この頃はバリエーションも多いよね。
G:うん。ココナッツや胡麻、ライチなんかもある。牛乳に移す香りを変えると色々出来るよ。
Y:もとはすごく杏仁豆腐に似てるけど、違いは?
G:生クリームが入ることと、その生クリームの状態で、食べるときの食感が変わることかな。全く生クリームを泡立てないで加えると、ツルンとした感じになるし、泡立ててから加えると、少しふんわりした感じになる。
P:杏仁豆腐との違いに口溶けもあるよね。
G:杏仁豆腐は寒天で固めてるから、口の中でサクサクと崩れるように溶ける。ゼラチンで固めたブランマンジェは、すぅーっと溶けていくような感じ。
P:似てるけど、やっぱりちょっと違うよね。ソースを添えるとまた変わるし。
G:うん。でも、ソースはあまり強すぎる味のものはやめて、一番何にでも合う、アングレーズソースがいいと思う。フルーツを少し添えたりしてもいいしね。お皿に盛り付けて、ソースやフルーツできれいに飾って、オリジナルのデザートに仕上げてみて下さい。
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辻調グループ校洋菓子助教授。辻製菓専門学校卒業後、辻調グループ校に入職。辻製菓専門学校、フランス校(リヨン)、エコール 辻 東京で生徒の指導にあたる。粉や卵が段々お菓子に変化していくのが好きです!共著に『菓子まし娘のお菓子講座』(幻冬舎)、『お菓子の学校』(学習研究社)シリーズがある。
辻調グループ校洋菓子助教授。辻製菓専門学校卒業後、辻調グループ校に入職。辻製菓専門学校、フランス校、辻製菓技術研究所で生徒の指導にあたる。フランス校勤務中には、アルザス地方のパティスリージャックで研修。旅が好きで、特にフランスは何度も訪れている。
辻調グループ校洋菓子助教授。辻製菓専門学校、辻製菓技術研究所を卒業。辻調グループ校に入職。辻製菓専門学校、フランス校で生徒の指導にあたる。パリのピエール・エルメで研修経験あり。おいしいものを食べることが大好き!!
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