〈教えてランチ〉4日かけてできるシチュービーフ2007年07月11日 東京・茅場町 レストラン香味亭 読者からの情報を元に取材、紹介する「教えてランチ」です。(アサヒ・コム編集部)
「2年前まで茅場町で勤務していました。大切りの牛肉を煮込んだシチューに、エビフライ、野菜フライ、スパゲティを盛り合わせて900円。ランチとは思えない味です」(岡山県・ありおか) 「シチュービーフ」は日替わりランチの一つで金曜日しかないが、ほとんどの客が注文する人気メニューだ。 「ビーフシチュー」ではない。あくまで肉が主役だ。スパゲティの上に盛られたビーフはじっくり煮込まれて軟らかく、味がしみている上に、脂肪分も抜けておらず、口の中でとろける感じ。 それもそのはず。つくるのは4日がかりだ。1日目はバラ肉を糸で縛り、塩・コショウを振って冷蔵庫で寝かす。2日目は肉汁が逃げないようにフライパンで焼き、再び冷蔵庫へ。3日目にワイン、デミグラスソース、チキンブイヨン、ハーブ、タマネギなどを入れ6時間煮込む。4日目に肉を切り出し、温めてようやく客に出す。 「だから1週間に1度なんです」とシェフの仲里博さん。仏料理の修業を積んだオーナーの高林信行さんが作った手順を忠実に守る。一度に仕込む肉は27キロで約100人分。売り切れることも多い。 濃厚なソースが絡んだスパゲティもボリューム満点。おいしさを2度味わえ、得をした気分になる。(す)
【メニュー】本日のランチ(ビーフストロガノフ、ジャンボメンチカツ、サーロインステーキ、シチュービーフなどが日替わり)900円、ハヤシライス800円、ミックスフライ950円など |