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ワニ食べない? ヘルシーで隠れた人気メニューに

2008年5月30日

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写真南米産クロコダイルのから揚げ(左)と湯引き写真ワニの肉。白い脂肪を取り除けば鶏肉と同じように料理できる=いずれも、つるぎ町貞光

 「道の駅・貞光ゆうゆう館」(徳島県つるぎ町貞光)のレストランで、ワニ料理が隠れた人気メニューになっている。地元とワニは何のゆかりもない。「どうして?」と興味を持ってもらえれば名物になる、と始めた。イメージと違って、鶏肉のような淡泊な味に、お年寄りでも食べやすい軟らかな肉質。脂肪分の少ないヘルシー肉料理としてもすっかり定着した。(三浦宏)

 オープンから5年後の2000年。レストラン関係者は、肉料理の目玉を作ろうと話し合った。だが、地元の特産はユズぐらい。そんな時、大阪のホテルで支配人の経験もある当時の責任者が、ワニ料理を食べたことを思い出した。10年ほど前には、米国フロリダ生まれのプロ野球選手パリッシュが好物だと言って話題になったこともあった。「吉野川にまさかワニが? とか、町内で養殖しているのかな、などと勘違いしてもらうのもおもしろいじゃないか」。調べると、県内にも扱っている業者があった。

 取り寄せたのは、南米ベネズエラで鶏肉だけを食べさせて食用に養殖しているクロコダイル。焼き肉にしたり、揚げたりして試した結果、一口カツ、から揚げ、湯引きの3品と、冬場限定のシャブシャブに決まった。

 サメのことをワニと呼ぶ地方もあるので、魚だと思う人も多く、「本物のワニ」と言うとみんなびっくり。恐る恐る食べてみると、あっさり癖がないことに、さらに驚いた。大阪からのミステリーバスツアーの客に黙って出してびっくりさせたり、池田高校出身の元プロ野球選手水野雄仁さんが町のイベントで訪れた時に出して「おいしい」と喜ばれたりしたこともある。狙い通り、「ワニ料理のある道の駅」のうわさは口コミで広まっていった。

 今では平日こそ注文は日に1、2食だが、観光客の多い休日には10食近く出る。一番人気は一口カツの定食(1890円)。見定広明支配人(43)は「高級和牛並みに値段が張る食材なので、手軽な値段でたっぷりとはいきません。でも、鶏肉より脂肪分は少なく、お子さんからお年寄りまで喜んでもらえるはずです」と薦める。

 問い合わせは同館(0883・62・5000)まで。

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