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中国茶、6千年の薫り? 浙江省で「茶畑の跡」発見か

2008年11月30日

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 中国茶の産地として知られる中国・浙江省にある余姚(よよう)市の田螺山(でんらさん)遺跡で、6千〜5500年前の茶の木らしい植物遺物が発見された。茶の飲用は2千年以上の歴史があるが、いまだ実情がよく分からない「茶栽培の起源」解明につながるのでは、と注目されている。

 同遺跡から出土した動植物遺物などを04年から日中共同で研究している。日本側メンバーの中村慎一・金沢大学教授(中国考古学)らによると、発見された茶の木らしいツバキ属植物の株は計約30本。6千〜5500年前の低湿地だったため、根を張ったままの状態で地中に保存されたらしい。

 当時の竪穴建物に沿って掘った長さ約2メートルの楕円(だえん)形の「くぼみ」2基に、ほぼ直線に並ぶように植えられた状態だった。くぼみが人工的に作られていることなどから、中村さんらは当時の人々が列状に植えた茶畑の可能性があるとみている。現在、詳しい樹種鑑定を進めているが、その葉を「茶」として飲用したのかは不明だという。

 茶は中国南部で主に生育。周時代(紀元前1027〜同249年)には飲まれていたとされ、唐時代(618〜907年)に盛んになり、薬用などとして仏教とともに日本に伝えられたとされる。

 田螺山遺跡は長江下流域で01年に分かった約3万平方メートルの古代農耕・集落遺跡。約1万年前とされる稲モミ遺物をはじめ、水田や木橋跡などが出土した。食べかすらしい大量の獣や魚の骨、木製道具、建材などが見つかっている。(天野幸弘)

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