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ラベルに遊女、往時しのばす 「二本木サイダー」好調

2008年8月29日

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写真発売以来好評な二本木サイダー。三浦さんも「こんなに人気になるとは思わなかった」と笑う=熊本市二本木4丁目

 明治から昭和にかけて西日本屈指の遊郭街だった熊本市二本木地区。JR熊本駅に近いこともあり、九州新幹線の全線開業をにらんだ「まちおこし」が模索されているが、その代表的なアイテムとして注目を集めているのが二本木サイダーだ。5月の発売以来、すっきりとした味わいで人気を集めており、すでに5千本が売れたという。

 同地区の市民団体「二本木プランニングオフィス」(三浦秀一代表、約20人)が昨年夏、「二本木地区を広く売り出すモノが欲しい」と発案した。昨年末に佐賀県小城市の飲料メーカーに依頼し、5月から本格的に製造を始めた。330ミリリットルのサイダーを瓶詰にし、1本250円で販売している。

 参考にしたのは昭和40年代まで、同地区のメーカーで製造され、市内全域で愛飲されていた「寿サイダー」。同地区の高齢者に約10種類の試作品を飲んでもらうなどし、当時の味の復活を目指した。

 その結果、一般的なものより炭酸が強めで、サイダー本来の味わいを強調したものが完成した。天然伏流水を使っているせいか、後味もすっきりしている。

 また、サイダー瓶に張られたラベルには、たばこを吸う着物姿の遊女が描かれており、「東雲楼(しののめろう)遊郭は文化の源流 豊かな宝庫」と明記。往時の二本木をしのんでいる。

 同地区周辺の米穀店や居酒屋など十数店で発売以来、「懐かしい味」との評判が広がり、売れ行きは上々。会合の記念品として配られるケースもあるという。

 今後はさらに販売規模を拡大することで二本木地区をPRしていく方針。三浦代表は「ラベルの張り付けを自分たちで行うなど、もうけはほとんどないが、二本木の名が広がるのはうれしい」と話している。問い合わせは、鳥井米穀店(096・325・1400)へ。

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