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ピーマンに燃料サーチャージ導入へ JA宮崎経済連

2008年10月21日

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 JA宮崎経済連(宮崎市)が11月から、ビニールハウスの暖房用重油の値上がりを促成ピーマンの価格に上乗せする「燃料サーチャージ制度」を、大型小売店への直接販売分を対象に導入することを決めた。青果物への適用は全国初という。相場で決まる青果物の価格はコスト上昇を転嫁しにくかったが、生産者の窮状に小売り側が理解を示した。宮崎県は全国1位の促成ピーマン産地。他県にも広がりそうだ。

 サーチャージは、航空業界でジェット燃料の価格上昇分を上乗せする手法として採用されている。

 対象は市場を通さない直接販売分で、07年産の県の生産量1万4千トンの16%前後になる。東京や福岡などの約70の取引先の了承を得た。

 制度は、重油1リットルの価格を120円以上125円未満を基準に5円ごとにランク分けし、各ランクに応じて定めた金額を月ごとにピーマン価格に加減する仕組み。

 例えば、重油が基準を1ランク上回る125円以上130円未満になれば、現在1キロ当たり出荷価格490円のピーマンに7円上乗せする。逆に1ランク下がると、5円値下げする。

 10月の重油は基準より3ランク低いため、袋入り130グラム(100円前後)なら約2円の値下がりとなる。経済連は「一概に値上がりするわけではない」と説明している。

 経済連の試算では、従来のまま、重油価格の高騰が続けば、促成ピーマンの平均的な県内農家の所得は、08年産分の166万円から09年産分では16万円弱に激減する。

 経済連はピーマンへの制度導入で「農家の経営安定が図れる」と喜んでおり、09年産からキュウリやトマトなどへの適用も検討している。

 全国では、JA全農とちぎ(宇都宮市)がイチゴやトマト、バラに、JA鹿児島県経済連(鹿児島市)がピーマン、ナス、トマトの3品目への導入を検討している。(菊池文隆)

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