名物「パーコー麺」復活 コーヒーハウス「オリガミ」2007年05月18日 ビートルズ、パヴァロッティ、ペ・ヨンジュン…43年間にわたって国内外の賓客に愛された「キャピトル東急ホテル」。昨年11月に休館し、2010年の新ホテル開業を待つ。ホテル内のコーヒーハウス「オリガミ」には休館間際、名物の「パーコー麺(めん)」などを目当てにファンが長蛇の列をつくった。その店が18日、赤坂東急プラザ地下1階に復活した。(アサヒ・コム編集部)
オープン前日のプレス発表会で、新店舗を見た。料理の素材・味、店の内装とサービスは、ホテル当時とそのままだ。 「パーコー麺」は、1970年代の総支配人リチャード・E・ハンデル氏の一言で誕生した。「日本のホテルは日本人が好きなメニューを提供すべきだ」。そこからホテルにふさわしい「ラーメン」の開発がはじまった。 はしに不慣れな外国人ゲストのため、伸びにくいように工夫された麺は、ちょっと太めの卵麺。「パーコー」といえば骨付きの豪快な肉を想像するが、ここでは食べやすいように骨を取り、一口サイズにカットされている。見た目は上品だが150グラムと実はボリュームたっぷり。スープは、味に奥行きのあるブイヨンベース。食器には中華用の丼ではなく、大きめのボウル状の陶器が採用された。中華料理店の「排骨麺」とは趣を変えたホテル仕様だ。 いくらでもお使いください、とばかりに供される薬味の白ねぎ、細ねぎ、特製のラー油と七味がうれしい。いつの間にか平らげてしまう。 そのほか、オーダー時にパテの焼き加減をリクエストできる「ジャンボバーガー」、少し洋風にアレンジされた「インドネシア風フライドライス」の「ナシゴレン」など、ファンが待ち望んだ定番メニューが勢ぞろいだ。自分へのご褒美ランチにぜひお勧めしたい。 季節ごとのフェアも実施する。オープンから6月15日までは「フレッシュストロベリーフェア」。アメリカンサイズのデザートを味わえる。特に「ナポレオンパイ」は、こんがり焼けた生地と濃厚なカスタード、イチゴが絶妙のハーモニーを生み出す。見た目も味もうれしい一品。 43年間の伝統に育まれた「オリガミ」の「DNA」は新「オリガミ」にしっかりと継承されているようだ。 旧「オリガミ」から引き続き料理長を務める笹木浩一氏は「伝統ある味をあたりまえに提供し続けることは簡単ではありません。お客様に支えられ、育てていただいた。お客様こそが『オリガミ』のDNAなのではないか、と思います」と語った。「オリガミ」のDNAとは、料理だけでなく、サービス、スタッフ、顧客がいつの間にか作り上げたレストラン空間そのものなのかもしれない。 コーヒーハウス「オリガミ」(03・3581・9111)。赤坂東急プラザ地下1階 銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」下車外堀通り口徒歩1分。営業時間午前11時30分〜午後11時(ラストオーダー午後10時)。年中無休 |