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欧州産ウナギの取引規制に合意 かば焼き価格にも影響か

2007年06月11日

 絶滅のおそれがある野生動植物の国際商取引を規制するワシントン条約の締約国会議は11日、オランダ・ハーグで開催中の第1委員会で欧州産ウナギ(ヨーロッパウナギ)の取引を規制することに合意した。中国は欧州産ウナギの天然の稚魚(シラスウナギ)を大量に輸入し、成魚をかば焼き用に加工して日本に輸出しており、日本での価格に影響する恐れが出てきた。

 欧州連合(EU)を代表したドイツが、欧州産ウナギを輸出時に原産国政府の許可を必要とする付属書2に入れるよう提案。加盟国に専門的な知見を提供する役目の国連食糧農業機関(FAO)の専門家委が5月末、規制は妥当だと結論づけており、賛成多数でドイツ提案が採択された。日本も賛成した。中国は反対した。15日の締約国会議総会でも提案通り決定する見通しで、付属書はその3カ月後に発効する。

 一方、EUも11日、ワシントン条約の会議に先立ち、ルクセンブルクで農漁業相理事会を開き、欧州産ウナギの稚魚の保護策を決定。08年は体長20センチ未満の稚魚の漁獲量を35%減少させ、この比率を年々高めて13年には60%減らす。EUによると、欧州産ウナギの稚魚は80年代の1〜5%にまで激減している。

 日本の農水省によると、国内の年間ウナギ消費量約10万トンの半数以上が中国から輸入されるかば焼き用に半加工された調製品で、うち1割程度が欧州産ウナギと推計されている。

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