【福島】「朝ラー」やみつき2007年07月09日 朝から食べるラーメン、通称「朝ラー」が、喜多方市の観光客の間でじわりとブームになっている。もともと地元ではごく一般的な食習慣だが、早朝からにぎわうラーメン店を目指し、遠くから足を延ばす人も。市では、振興に力を入れる太極拳と併せたイベントを計画するなど、「喜多方の朝」を売り出す。
百数十軒のラーメン店がひしめく同市では、農作業や早朝ソフトボールの後、昔から朝食にラーメンを食べる。いつしか「朝ラー」と呼ばれ、午前7時過ぎから営業する店もある。「まこと食堂」3代目の佐藤一弥さん(60)は「当たり前で不思議に思ったこともない」と言うが、土、日曜日には「朝ラー」目当てに駐車場は他県ナンバーでごった返す。午前4時に横浜市を出てきたという会社役員高山教明さん(49)は「無性に食べたくなる味」と話し、友人ら8人で人気の中華そば(550円)のスープをすすった。 加えて同市では、最近太極拳熱が急上昇している。02年のねんりんピックをきっかけに市民の間に広がり、現在では愛好者が千数百人に。市の押切川公園体育館の駐車場では連日、60人ほどが朝練に集まるのが恒例になり、他の市町村からも、愛好家が集うようになった。 このため市では、太極拳の朝練と「朝ラー」という二つの朝のにぎわいに注目。先月開いた「太極拳フェスティバル」で、両方をめぐるツアーを計画し、大好評を得た。観光課では「相乗効果で滞在型の観光客を増やしたい」とし、宣伝に力を入れている。 県から赴任した昨年以来、自身も太極拳と「朝ラー」が日課になった斎須秀行・副市長(52)は「運動した後のさっぱりしたラーメンは絶品。いいリズムで1日が始まります」と太鼓判を押している。 この記事の関連情報 |