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【栃木】台風余波 野菜高騰 キャベツ「2倍」も

2007年07月21日

 県内のスーパーなどで野菜の価格が跳ね上がっている。日照不足が続いていたところに、台風4号が野菜産地を直撃したからだ。キャベツやレタスなどは例年の2倍の値をつける店もある。8月半ばまでは高値が続くとの見通しもあり、消費者の懐にはなかなか厳しい状況だ。そんな中、農家から直接仕入れた野菜を格安で放出するスーパーも現れた。当分の間、野菜の値段から目を離せそうもない。

写真日照不足と台風の影響で、野菜の値段は高騰気味=宇都宮市内で

 県内に2店舗を置くイトーヨーカドー。20日現在、キャベツが200円前後、レタスが180円前後で販売されている。6月下旬に比べ2倍の価格という。1カ月ほど前から日照不足による不作でじわじわと上がり始めたが、先週末に台風4号が主な仕入れ先の九州地方を直撃したことで、一気に高騰したという。「当面高値は続く」とみている。

 アピタ宇都宮店でも先週末に比べ、ダイコンで60円〜80円、タマネギで15〜20円など軒並み野菜が値上がりしているという。「今の季節、野菜の主力産地は台風被害の少ない東北なので、高値が長く続くとは考えにくい」としながらも、先行きを心配する。

 県内に店舗を展開する食品スーパー、フレール(宇都宮市)の簗瀬店では現在、キャベツやレタスの相場はひと玉158円。例年より30円ほど高いという。担当者は「一般的に『葉もの』と呼ばれるキャベツ、レタスは今の時期そこまで価格を下げられない。そこに来て、今回の台風に追い打ちをかけられた」。8月中旬までは現状価格、もしくは今より高くなると予想している。

 大田原市や那須塩原市などに店舗を持つ三桝屋でも「キャベツひと玉が大体128〜168円。全体的に価格は上がっているものの、消費者のことを考えるとそんなに値上げもできない……」と苦しい胸の内を明かす。

 そんな中、イトーヨーカドーは21日から、全国店舗でキャベツなど6品目を最大半額程度の大安売りをする計画だ。同社広報センターによると、「農家と直接契約して仕入れた」からだという。

 消費者にとっては大歓迎だが、競合店舗は軒並み困惑気味。アピタは「大手のような大安売りは厳しい。それよりも品質の良さでアピールしていきたい」。三桝屋は「流通数も違うので、うちではこれ以上値下げはできない」。

 ただ、台風の影響が少なかった県内産の野菜は「平年より1〜2割高い程度」(県内の青果卸売業者)という。「オクラなど県産野菜は高騰していない」との評もあり、品目によっては地物野菜がお買い得かもしれない。

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