食ニュース【愛媛】風味満喫、ワサビ初試食2007年08月13日 ●県立宇和高●
薬味好評/まんじゅうやアイス試食 西予市宇和町の県立宇和高校の生徒らの手で栽培に成功したワサビが、名水百選の「観音水」を使って地元老人クラブが運営している同町明間(あかんま)の流しそうめん店で、初めて薬味として無料提供された。味わった観光客らの評判は「香りと辛みがあり、つゆに風味が出る。そうめんが一層おいしい」と上々。関係者は「苦労が報われた」と喜んでいた。 01年度から宇和高校生物工学科の農業クラブの生徒らが、鍾乳洞からわき出る観音水のすぐ下のワサビ田(約94平方メートル)を老人クラブから借り受け、試験栽培を始めたワサビ。年間を通した水温管理や水量の確保といった課題を克服し、今年初めて収穫に成功した。 提供されたのは、栽培した3品種のうち収穫した「真妻(まづま)」の8株。いずれも長さ約10センチ、直径約2.5センチと立派に育った。店の責任者で、明間老人クラブの赤松弘只さん(85)も「客の評判がいい。市場に出せば高い評価が出るワサビになっている」と品質に太鼓判を押した。 同校では、このワサビを使った「名水まんじゅう」と「わさびアイスクリーム」も試作した。観音水まつりがあった10日、そうめん店そばにわさびアイスクリームの試食コーナーを設け、観光客らに無料でふるまった。 アイスクリームなどの開発を担当した3年生で農業クラブ会長の沖中麻衣さんは「ワサビの味をうまく出すことに苦労した。校内や市役所で試作品を食べてもらい、何度も作り直して完成させた自信作です」とうれしそうだった。 指導した福泉安教諭(47)は「試験栽培にかかわったこれまでの生徒たちの苦労が報われた。努力をほめてやりたい」と目を細めていた。 この記事の関連情報 |