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【福島】自慢のやきとりPR

2007年09月27日

 29、30の両日、やきとりの第1回全国大会「やきとリンピック」が、福島市のJRA福島競馬場で開かれる。地元の名店はもちろんのこと、北海道から沖縄までの計9都道県から集まった20店が、自慢の味の競演を繰り広げる。ねらいは、やきとりを通した地域の活性化。川俣シャモや会津地鶏など県産品のアピールにもつながるとして、養鶏関係者も熱を入れている。

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やきとリンピックに出店する「鳥安」の安田さん=福島市内で

 イベントは「全国やきとり連絡協議会」(全や連)が企画した。事務局がある埼玉県東松山市のほか、福島市や北海道室蘭市、福岡県久留米市などの「やきとりのまち」計7市が加盟する。入場は無料で、両日ともに開場は午前11時からだ。

 全や連は、やきとりを確固たる和食として世界に発信することや、各地が連携することでの地域おこしを目指しているという。福島市は、市のアピールになり、交流人口の拡大が期待できるとして、市制100周年事業として共催する。

 会場では、鶏だけではなく、豚肉をタレで焼いて洋辛子とともに食べる室蘭市や、豚肉を塩焼きしてみそだれにつける東松山市のメニューなど、地域性あふれる品々が勢ぞろいする。両地域とも、豚を使ったメニューも「やきとり」と呼ぶ。

 2日間で用意するやきとりは、約8万本。8月に18メートル18センチという世界一長い焼き鳥の記録を達成した、川俣町による「長い焼き鳥」の実演などもある。

 県内からは、近年ブランド鶏として県内外での知名度が広がってきた「会津地鶏」の店も出店する。会津地鶏は92年度に出回り始めたが、現在の生産量は年間5万羽ほど。ところが、全国に出荷するには10万羽単位の生産が必要だという。こうした状況のなか、今年2月には、これまで県の施設で行っていた孵化(ふか)などを担うための株式会社「会津地鶏ネット」が設立され、増産を目指している。

 「この2、3年、県外からの問い合わせも増えてきた。やきとリンピックは、PRのいい機会になる」。会津養鶏協会の事務局担当者は、そう期待する。県畜産振興グループも「川俣シャモや会津地鶏は生産体制が整いつつある。首都圏などをターゲットにしたブランド強化を支援していきたい」と話す。

 全や連事務局の森田純子(すみこ)さん(52)は「各地で特徴あるやきとりをアピールしあうことで、その街を訪れる人が増え、地域おこしにつながれば」と話している。

●食感・肉汁、県産ここが違う

 県内の鶏はここが違う――。「やきとリンピック」に出店する県内の店主らに語ってもらった。

 伊達鶏を使う「鳥安」(福島市)の店主安田雅樹さん(56)は「地鶏とブロイラーの間にある鶏。うまみを引き出すため、餌に脱脂粉乳も使っている」と説明する。そのうえで「シャモは硬すぎるという人には、ほどよい食感が楽しめる」と力説した。

 川俣シャモをアピールするのは、川俣町農業振興公社(川俣町)。斎藤正博専務(57)は「専用飼料を使っており、安心して食べていただける」とアピール。「暑い日や雪の日以外は戸外で運動するので、ジューシーな味わいがある」と、そのうまさを解説する。

 会津地鶏で勝負するのは「会津地鶏みしまや」(三島町)の小平和広社長(42)。「肉に本来の鶏の味がしっかりある。かむと肉汁が口に広がる」と自信のほどを語った。

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