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カツ丼・ステーキもフリーズドライ 南極の野外観測用

2007年10月17日

 カツ丼から焼き魚、ステーキまで約50種類もの珍しいフリーズドライ料理が完成した。南極での長期の野外観測用に開発された。出発が来月に迫った第49次南極観測隊の準備は大詰めを迎えている。

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フリーズドライ食品を試食する南極観測隊員。カツ丼は衣もサクサクで大好評=東京都板橋区の国立極地研究所で

 「カレーはうまい。普通と変わらないよ」「サンマはいまいち」。国立極地研究所であった試食会で、隊員らは感想を述べ合った。一番人気は衣さくさくのカツ丼。ウナギやサンマなど脂の多い魚は硬さが残った。

 49次隊のうち7人は、昭和基地から600キロほどの地点で地質調査をする。スノーモービルや徒歩で移動しながらテントで暮らす。約80日にわたり補給はなく、食料を持ち運ぶ。「軽くて保存がきき、調理が簡単でおいしいものを」とフリーズドライに目をつけた。

 日本エフディ(長野県安曇野市)に依頼し、隊員の料理をフリーズドライにした。戻しやすいよう、肉に切れ目を入れたり、ロールキャベツに穴を開けたり。総量528キロの料理が138キロにまで減量できた。

 装備を担当する阿部幹雄隊員(54)は「長く厳しい野外での観測を、おいしい食事で楽しく乗り切りたい」という。

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