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【岐阜】「ブラジル野菜」 日本人にも人気

2007年10月22日

 可児市の「JAめぐみの味菜館」が、ブラジル料理用の野菜の販売を始めたところ、珍しさから日本人にも人気になっている。県中濃地域農業改良普及センターが、中濃に多く住むブラジル人のために野菜を選び、地元農家が栽培した。関係者は「地元の人にも何となく彼らの顔が見えて、文化交流につながるのでは」と期待する。

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日本語で料理法を記したカードも置かれたブラジル野菜コーナー=可児市のJAめぐみの味菜館で

 今月上旬、サラダ菜に似た「ケールの葉」とナスが味菜館に並んだ。小型のブラジル国旗と、日本語で書かれた料理法のカードも置かれた。美濃加茂市から訪れたミドリ・ソワレスさん(44)はケールを手に取り「やっぱりこれ」とにっこり。ベーコンサラダにしたり、ジャガイモと一緒に煮たりするという。

 可児市や美濃加茂市には「郷土料理」を懐かしむブラジル人が、あちこちにいる。中国野菜を買って代用したり、農家に「畑を貸して」と頼んだりすることも。味菜館のナスは、ブラジル人らしい男性が農家に「育ててほしい」と持参した種子から育てた。

 栽培した野菜は6種。同センターが、ブラジル人の生活に詳しい行政相談員と相談して決めた。産地直行の新鮮さを生かすため葉モノが中心。トマトやジャガイモは日本産で代用できるが、ケールやクレソンは、ブラジル料理にたくさん使うのに高価で手に入りにくいという。

 栽培しているのは、可児市の伊佐治昭男さん(65)。ポルトガル語が読めないため、男性が持参したナスの種は育て方さえ分からなかった。日本のナスと同じように育てると、へたの上の茎が長い実が出来た。

 珍しいので、へたを切らずに売ったところ、9月下旬に初出荷すると、珍しさが受け日本人がほとんど買っていった。以降は、ブラジル人労働者が夜勤を終えてから買いやすい午前11時ごろから店頭に出している。

 ケールの葉は3枚80円、ナスは1袋80円。毎週土曜日に販売する。

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