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【三重】新かんきつ類「新姫」初収穫 熊野

2007年11月01日

 熊野市生まれのかんきつ類「新姫(にいひめ)」の初めての収穫が30日、同市金山町の果樹農園であった。タチバナと温州ミカンが自然交配したとされ、かんきつ類として品種登録して10年越しで収穫にこぎ着けた。今後、同市は「体によい果実」を売りに特産化を目指す計画だ。

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樹農園で初めて収穫された「新姫」=熊野市金山町で

 新姫は直径3センチ前後、重さ25〜30グラムと小さく、酸味が強く香りも濃いタチバナやスダチに似ている。果実を搾って食材にかけて食べるのが一般的。85年に同市新鹿町のタチバナが植えられた果樹園で偶然見つかり、97年に品種登録の認定を国から受けた。

 最大の特徴は、この時期に収穫した新姫は、沖縄産の「シークワーサー」より高血圧やがんなどの生活習慣病やアトピー性皮膚炎などを抑制する効果があるとされる「ノビレチン」や「ヘスペリジン」という成分が多く含まれている点だ。疲労回復など健康に役立つビタミンCやクエン酸成分も多いことが県科学技術振興センターの分析で判明している。

 04年から本格的に取り組み、現在800本の木が市内の果樹園で栽培されている。30日の収穫は30キロ分。数日後には名古屋方面の仲買業者に出荷されるという。

 同市農業振興課は「希少価値が高いのでシークワーサーより高値を期待したい」と話す。

 品種登録により2013年度まで育成者権を同市が所有できる。それまでに量産化し、ジュースなど加工品としての商品開発も検討するという。 

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