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【鳥取】サバ天うどん復活へ

2007年11月26日

●若桜・SLイベントで好評●

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イベントで売られたサバ天うどん。食べた女性は「久しぶりで懐かしい」=いずれも若桜駅広場で

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食堂「夢豆庵」をオープンさせる山野裕江さん。サバ天うどんのほかに、鹿カレーも目玉メニューに

 若桜鉄道の若桜駅広場(若桜町若桜)で24日、同駅構内に展示されている蒸気機関車「C12型167号機」を走らせる催しがあり、家族連れなど約1600人でにぎわった。町商工会の有志が、同町で古くから親しまれ、今は食べることができない「サバ天うどん」を売り出し、1時間余りで150食が売り切れる人気だった。

●来月開店 食堂の定番料理に●

 サバ天うどんは、同町役場近くにあった「屋満野(やまの)飲食店」のメニューだった。塩味が利いたサバの切り身の天ぷらとあっさりした出しつゆがよく合って人気が高かったという。しかし、03年に同店が閉店し、食べることができなくなった。

 サバ天うどんが出来たいきさつについて、同町自立政策課の小林誠課長(59)は「昭和5年に国鉄若桜線が開通するまで、海から遠い若桜町は新鮮な魚を手に入れることができなかった。塩や酢で長く保存できるサバを食べるようになったのではないだろうか」と話す。

 同店が閉店したあと、「サバ天うどんの味が懐かしい」という町民の声が強く、2、3年前からは町商工会の有志が「幻の味」をイベントなどで再現してきた。また、同店3代目だった山野知栄(ともえ)さん(72)に作り方を教わった町おこしグループ「わかさ制作振興会」のメンバー3人は来月初め、国道29号沿いの空き店舗を利用して食堂「夢豆庵(むとうあん)」を開店し、サバ天うどんの味を本格的に復活させる。「SLのおかげで県外の観光客も来るようになり、サバ天うどんを町の名物としてPRしたい」と小林課長も期待している。

 夢豆庵の店長になる山野裕江さん(60)は「『サバ天うどんを残してくれるなら』とサバの臭みを取る秘密を教えてもらった。大切に継承していきたい」と張り切る。同店では、町内で害獣駆除された鹿の肉を使ったカレーライスもメニューに入れる予定で、この日はカレーを売って「カロリーが低くてヘルシーです」とPRしていた。

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