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【徳島】「料理コン荒らし」の男子生徒

2007年12月07日

 城南高校3年の米田幸平さん(18)が考案した鳴門ワカメを練り込んだ「阿波風チーズケーキ」が、第38回全国高校生料理コンクール(全国高校家庭クラブ連盟主催)で最優秀賞に選ばれた。高校の家庭科の授業で料理に目覚め、これまで鳴門金時、阿波尾鶏、スダチなど特産品を使ったオリジナルメニューを次々と開発し、コンテストでの入賞を重ねた「料理コン荒らし」。チーズとワカメという一見ミスマッチの食材を見事に組み合わせた米田さんは、料理を通じ、「世の中の役に立つ人間」になるのが夢だ。

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受賞作の「阿波風チーズケーキ」を手にする米田幸平さん=徳島市城南町2丁目の城南高校で

 今回のコンクールは「我が家のオリジナルを創(つく)ろう〜手軽に作れる身近な食材と小麦粉を使った一品」がテーマ。全国の高校生から4292点の応募があった。最近は男子生徒も増えてきたとはいえ、応募の8割が女子生徒だったという。

 米田さんが料理を作るようになったのは高校1年生の時。家庭科で乳製品を使ったメニューを考える宿題で、ホワイトソースに和風だしを合わせたそば米のドリアを考案し、県内のコンテストで入賞したのがきっかけだった。「おいしい料理を作れば喜んでもらえる」。3年間で10回以上のコンテストに応募し、何度も入賞を果たした。

 今回は「鳴門ワカメ」を使ったお菓子を作ろうと決め、夏休みから挑戦。最初はクッキーやパウンドケーキに入れてみたが、食感が生かせず断念した。そのうち、チーズの風味がワカメと合うことに気づき、乾燥した鳴門ワカメをミルで砕き、生地に混ぜこんだ。多く入れると、磯くさくなってしまうため、分量の加減に苦労したという。さらにスダチの果汁とすり下ろした皮を入れて、酸味を出すことでさっぱり感もアップ。盛りつけに添える生クリームには和三盆糖を加えて、優しい甘さを引き出した。

 コンクールはホテルのシェフらがレシピをもとに再現したものを審査。「さわやかな味に仕上がった。分量や調理法の工夫がすばらしい」と評価された。

 授賞式のあった11月10日は、推薦入試を受けていた大学の栄養学関連の学部への合格も決まり、二重の喜びを味わった。管理栄養士の資格を取得し、料理にかかわる仕事をしていくつもりだ。

 3年間を通じて、メニューの相談に乗ったり、アドバイスをしてきたりした中島美恵子教諭(46)は「昔は引っ込み思案なところがあったけれど、試食を勧めたり、感想を聞いたり、料理を通して他人とコミュニケーションをとるのが上手になった。特技を生かして、目標にむかって努力してほしい」とエールを送っている。

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