食ニュース【多摩】エキナカ+日本酒=好調 エキュート立川2008年01月11日 都酒造組合(立川市)が若い女性に狙いを絞った日本酒の販売会を、JR立川駅のエキナカ「エキュート立川」で開いている。カラフルな風呂敷や手ぬぐい、和紙でラッピングし、「かわいくて、おしゃれな飲み物」をアピールする。重い一升瓶は置かず、手軽な少量瓶ばかりをそろえた。高価な大吟醸を始め売れ行きは上々という。
昨年暮れ、国立市の会社員、西塚亜矢子さん(25)は、風呂敷に包まれた720ミリリットル入りで3500円の大吟醸を買った。横浜市内に住む父親への帰省みやげという。 「見た目で選んだ。高級感があり、おしゃれな感じがする。一升瓶だと物々しいが、これなら気楽に手を伸ばせる」 仕掛けた側も思わぬ反響にびっくりだ。都酒造組合の岩田茂事務局長(58)は「簡単に高価な大吟醸が売れる。日本酒が売れないと、日ごろ悩んでいたのがウソのよう」。雑貨やスイーツの店が立ち並ぶエキナカという場所柄もあり、酒を買った7、8割は女性だという。 日本酒の全国出荷量は減少の一途。06年は約70万キロリットル、20年前の半分にまで落ち込んでいる。だが最近は、若い女性に日本酒を見直す動きが広がっている。日本酒造組合中央会(港区)が実施した調査では、30代の有職女性が日本酒に高い関心を持っているとの傾向がわかった。 同会は、美容効果やパーティーの演出などを女性向け講座で提案。近ごろはシャンパンのような発泡タイプやフルーティーな香りがする日本酒まで登場している。エキュート立川の販売会でも、多摩地域の酒蔵が醸造したゆず酒などが並んでいる。 岩田事務局長は「可愛いと思って手に取ったらお酒だった、という販売方法もありだと思う。お酒に触れる機会を増やすことが大事。その次に味や銘柄で楽しんで欲しい」と話した。 エキュート立川の販売会は14日まで、西改札内のイベントスペースで開いている。 |