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【福島】浜通りのコメ、米へ進出

2008年02月21日

 浜通り地方で作られた米が、海を渡って米国・ニューヨークの店頭に並ぶことになった。輸出するのは、いわき市小名浜大原の米穀商「相馬屋」(佐藤守利社長)で、県産米や雑穀など計70キロ余りを20日、初めて出荷した。穀物や野菜中心の食生活で美容と健康を目指す「マクロビオティック」が欧米で盛んなことに目をつけ、販路を拡大して農家に自信とやりがいを持ってもらおうとの試みだ。

 商品は、相馬地区で有機栽培された「ミルキークイーン」の玄米や白米、いわき市産の赤米や黒米、白米と一緒に炊き込む雑穀など6種類。29日に千葉県船橋市から船便で輸出される。

 東京の商社が経営し、日本食材や雑貨を扱うニューヨークの店で3月中旬から販売される。売れ行きを見ながら同社がロサンゼルスやハワイ・ホノルルで展開する店舗にも広げる方針という。

 玄米と白米は6合(900グラム)ずつの袋詰め。国内では1袋900円前後だが、米国での販売価格は3000円近くになる見込みで、他の商品も国内価格の3倍前後になるという。顧客として、マクロビオティック志向の知識層や日本企業の駐在員らを想定している。

 ミルキークイーンは低アミロース米と呼ばれ、炊きあがると粘り気が強く、軟らかいのが特徴。米国産の米の多くは、粘り気や軟らかさに欠けるため、需要が見込めるという。

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