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「福田総理」丼は700円 「小泉元総理」もあるよ

2008年03月29日

 「福田総理」という丼を出す店が、東京都北区赤羽にある。約70あるメニューの中でも人気の一品。その正体は――。

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「福田総理」と注文すると、これが出てくる

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夫婦二人三脚で28年目を迎えた。煙の排出口にぶら下がるのは客が注文した刺し身で残った骨。次の来店時に骨せんべいにして提供する

 店の名前は「一進」。「出身が鹿児島県なので、同郷の森進一の名前を逆にした」と主人の四元亮二さん(75)は言う。

 でも本当は、懐石料理の言葉で、食べ終わった後に、あと一品どうですかとすすめる「一進」からとった。カウンターに7席と小上がりにせいぜい6人が座れる豆腐と納豆が中心の店だ。

 メニューには、ダジャレの名前が目につく。思いついたら、まず妻の輝子さんが試食。「ばかみたい」と言いながらも一緒に楽しんできた。それから常連に食べてもらって初めて新メニューに加わる。

 四元さんは旧満州(中国東北部)に生まれた。47歳でこの店を始めるまで、水商売で各地を転々とした。青春時代はハイネやゲーテがお気に入り。韓国語を30年ほど前から学び、3枚の図書館のカードを使って読書は欠かさないという。趣味で俳句や詩も作る。

 700円の「福田総理」は、親子丼。そのココロは、父赳夫氏、息子康夫氏と親子で「ドン」になったから。トロトロたまごがのって、だしがきき、子どもに人気だという。

 実は「森元総理」「小泉元総理」「安倍元総理」といったメニューもある。首相が代わる度に、今あるメニューに「元」と付け、新首相の品を考え出す。

 「どんどん代わっても大丈夫。いくらでも考えるし、品書きを張るところだってまだまだある」

 夢は100歳まで調理場に立つことだ。

 

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