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【広島】イギリス人がお好み焼き修行

2008年04月23日

 広島風お好み焼きにほれこんだ元英会話学校のイギリス人講師、ブレンダン・マクナレンさん(34)が三原市内の老舗(しにせ)飲食店「お好み焼 てっちゃん」(今井イツコさん経営)で修業を始めた。帰国後にお好み焼きレストランの経営を目指しており、広島伝統の味と技が海外へ飛躍する日も遠くなさそうだ。

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今井孝志さんの指導でお好み焼きをつくるブレンダン・マクナレンさん(右)=三原市城町1丁目

 ブレンダンさんはイングランド北部のヨークシャー地方出身。00年9月からNOVA講師として三原、福山で1年以上教壇に立った。お好み焼きとの縁は、三原で教えていた当時、てっちゃんに通い、キャベツなどの野菜をふんだんに使う絶妙な食感、トマトやリンゴの果汁を加えて飽きのこない味わいの特製ソース、具を順番に載せる独特の作り方に興味を持った。

 その後にECCに移籍していた昨年末、「店長さんへ」と題した手紙を店側に渡した。手元に1年以上置いて考えた末の行動だった。中には、他店のお好み焼きも食べ比べた上で、てっちゃんでの修業にかける思いがしたためてあった。「やり通せるだろうか、イギリスで人気が出るかどうかと迷った。でも、あきらめて後悔したくない」。こんなブレンダンさんの熱意に、イツコさんの長男、孝志さん(38)が弟子にすることを決めた。

 21日から始まった修業は真剣そのもの。「見た目の雰囲気でどのくらい焼けたかを想像して。焼け具合とイメージを合わせるのが大事」。孝志さんが調理のポイントを次々指示する。「修業中」の文字を縫ったエプロンを着たブレンダンさんは鉄板の上でヘラを使い、名物のモダン焼きづくりに格闘していく。

 「うちの味が海外へ行くことにもわくわくする。英国で開いた店は長く続けて欲しい」と、孝志さんは期待をかける。ブレンダンさんは「お好み焼きは健康にも良い食べ物。火加減のタイミングなど難しいことばかりだが、あきらめない」ときっぱり。修業は2週間以上に及ぶ見込みで、NOVA時代に知り合って将来を誓った市内在住の松橋真由美さん(31)の応援を受けながら、気合を入れる日々が続きそうだ。(藤井匠)

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