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【滋賀】障害者センターにカレー店開店1カ月

2008年05月10日

【笑顔で仕込み・接客/自立促す拠点に】

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エプロン姿の障害者たちが明るい笑顔で接客に励む=豊郷町八目のステップあップ21

 彦愛犬(げんあいけん)地域障害者生活支援センター「ステップあップ21」(豊郷町八目)に通う障害者自身が、センターの一角にカレーバイキングの店をオープンし、地域の人たちにも好評だ。開店から1カ月が過ぎてエプロン姿が板に付いてきた店員たちは、舌鼓を打つお客と和やかなひとときを過ごしている。

 障害者の社会参加と自立を促すため、4月1日、センターの食堂にカレーコーナー「THE21」が開店した。ビーフ、チキン、シーフードの3種類のカレーと野菜サラダが食べ放題で、コーヒーとデザート付きで800円。お客は自分でご飯をよそい、カレーをかけるセルフサービス方式だが、後片づけや食器洗いは店員が担う。

 店は火曜から金曜の週4日、午前11時半から午後2時まで開いている。当日の通所者から希望を募って店員を決め、3〜4人が交代で仕事につく。カレーは岩手県宮古市で障害者たちが作るレトルトカレーを温める。地域の農家から安く分けてもらった野菜や米を使い、朝からサラダを作り、ご飯を炊く。ドレッシングやデザートのプリンも手作り。センターの職員は見守るだけという。

 町職員や近くの主婦らがよく利用するが、評判を聞いて町外から訪れる人もいる。現在の1日平均のお客は16人だが、20人を超えれば収益が出ると見込む。収益は月1回の旅行や買い物の補助に使い、将来的には少額でも給与を支払えるよう目指す。

 ステップあップ21の葛西眞幸施設長は「比較的重い障害のある通所者に、接客などの仕事を通じて地域社会とのつながりや生きがいを感じてもらおうという試み。1カ月がたって運営も安定してきた。しっかり収益を出せるお店にして、他の施設のモデルにしたい」と話している。(市丸茂樹)

 

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