食ニュース【長野】養殖用親ブナ販売 佐久2008年05月11日 県水産試験場佐久支場(佐久市高柳)は8日、養殖用の親ブナを農家約80戸に販売した。水もぬるむ6月に水田に放されると、間もなく産卵し、数日で孵化(ふか)する。水揚げされる9月には、体長5センチほどに育つ。甘露煮は郷土料理として珍重される。
食用フナの養殖が盛んな佐久地方だが、フナは元々「佐久鯉(ごい)」養殖の副産物だった。コイは生産地が温暖な茨城県・霞ケ浦に移り衰退した。フナは1970年代に始まる減反の“転作物”として残った。最盛期の水揚げは年間60トンほどで約1億円を誇ったという。 今は水揚げ量が半分に減ったが、同市野沢、桜井一帯で130戸を超える農家が養殖をしている。この日、1キロ1050円で親ブナを仕入れた赤羽根房生さん(59)は「川魚を取る趣味が高じて始めた」。40アールある水田のうち3分の1は、低農薬栽培の稲と一緒にフナを放し飼いにしているという。 減反補助金が出ていたころは、付加価値の高い低農薬米とフナが販売でき、一石三鳥だったとか。餌代はかかるが、10アールの水田に放した20キロの親ブナから10倍ほどの小ブナが取れる。甘露煮は1キロ1800円ほどだ。「脂もあっておいしいですよ」と地元農協。(伊東大治) この記事の関連情報食と料理
|
ここから広告です 広告終わり 食と料理サイトマップフード・ドリンク
一覧企画特集
どらく
朝日新聞社から |