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【大分】老舗呉服店がヨーグルト生産・販売参入

2008年05月13日

 ◆老舗呉服店「れいじん」高田社長

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Wカプセルヨーグルトを手にする高田浩章社長

 大分市の老舗(しにせ)呉服店「れいじん」は一昨年から、別会社「レイジンインターナショナルトレード」を立ち上げ、飲用ヨーグルトの生産・販売事業に乗り出した。乳酸菌を生きたまま腸に届けるための最新技術を使った「Wカプセルヨーグルト」は、東京や大阪など都市部の高級スーパーを中心に人気を呼んでいる。異業種参入に挑戦した理由を高田浩章社長(54)に聞いた。(神庭亮介)

 ――ヨーグルトの生産を始めた経緯は。

 とにかく着物が売れんのです。呉服店を創業したのは昭和32(1957)年で私は2代目なんですが、最近はレンタルで済ませる人も増え、父の時代のようには売れなくなった。京都の老舗店でさえ倒産するような時代ですから。このままでは限界があるし、何かにチャレンジしてみたいと思って始めました。

 当初はキムチをつくろうと思っていたんです。本場の味を出そうと、食べ物の発酵について研究している韓国の研究所にも足を運びました。でも、キムチは長時間おいしさを維持するのが難しい。あきらめようかと思っていた矢先、その研究所で出されたヨーグルトを飲んだ妻に言われました。「キムチなんかやめて、こっちにしたら」って。それが直接のきっかけですね。

 ――「Wカプセルヨーグルト」の特長は。

 「CLA(共役リノール酸)」「ビフィズス乳酸菌ブレベ」という二つの健康成分を直径1.5〜1.8マイクロメートル(赤血球の数分の1)の微細なカプセルに閉じ込めて配合しています。でんぷんのカプセルで二重に守られているので、胃酸や胆汁で溶けず、腸に直接届く。(前出の)韓国の研究所からカプセルを輸入し、ヨーグルトに混ぜています。ヨーグルトの原料は栄養価が高く希少なジャージー牛乳。JA阿蘇小国郷中央支所(熊本県)に生産を委託しています。

 ――130ミリリットル250円と強気の価格設定ですが、売れ行きは好調ですね。

 特に東京や横浜、大阪、京都などの高級スーパーで売れています。珍しさもあるでしょうが、健康に関心を持っている本物志向の方に評価されているのだと思います。効果を実感して、リピーターになる方も多いですよ。

 ――今後の展開は。

 脳を活性化させる働きがあるとされるドコサヘキサエン酸(DHA)などを添加した「頭ヨーグルト」を今月下旬に発売する予定です。生魚に含まれる成分ですが、カプセル入りなので生臭さがまったくありません。

 「本業の着物に力を入れろ」と言う人もいますが、私は1人でも多くの人に健康になってもらいたいだけ。会社名の「れいじん」「レイジン」はどちらも「麗人」という意味です。着物で外側を美しく着飾って、ヨーグルトで内側からもきれいになって頂きたいですね。

     ◇

 共役リノール酸(CLA)とビフィズス乳酸菌ブレベ 

 CLAは牛肉や羊肉などに含まれる天然の脂肪酸で、体脂肪の減少や発がん抑制などの作用があるとされる。ブレベは幼児の腸にいる乳酸菌の一種。体内でCLAを生成する働きがあると言われている。

 

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