食ニュース【群馬】麦豚うどん 前橋名物に2008年05月15日 新たな土産で街おこしをと前橋商工会議所青年部がカップ麺(めん)「上州麦豚うどん」を売り出した。県産ブランド豚を使ったレシピや、豚をあしらったパッケージもメンバーが開発した。今のところ販売は1カ所のみ。知名度アップは「即席」とはいかないものの「将来は『横浜のシューマイ』のような名物に育てたい」と夢を膨らませている。(河井健)
きっかけは、昨年6月の青年部創立30周年記念式典だった。来賓への土産を考えるうち、前橋名物になりつつある豚汁にうどんを入れてカップ麺にしてはどうか、とのアイデアが出た。「青年部には即席麺業者もいる。1千個つくってもらい、会場で配ったり売ったりしたんです」と副代表幹事で市内の広告会社専務の前田修さん(42)は振り返る。 これが思いのほか好評だった。気をよくした前田さんらは、翌年3月下旬からの「全国都市緑化ぐんまフェア」で前橋を訪れる県内外の人に狙いを定め、新たな前橋名物をつくろうと動き始めた。 「太田には焼きそば、伊勢崎にはもんじゃがある。これぞ前橋名物、という土産があれば県外からフェアに来る人にもPRできるぞ、と」 20〜44歳までの経営者ら約110人のメンバーがいる青年部は、精肉、小売り、包装など「業種のデパート」だ。前田さんらは日中の仕事を終えると、数人から十数人で集まり、豚汁カップ麺をベースに新名物の検討を重ねた。 よし、肉は県産ブランドの上州麦豚を使おう、薬味のネギは細かい方が香りが出るんじゃないか、麺と同じくらい具を入れないと豚汁らしさが出ないな――。 試作を繰り返し、メンバーがそれぞれの得意分野で製品化に向け力を合わせ、今年2月、ようやく「上州麦豚うどん」5千セットが完成した。かわいい豚の外箱つきで2個入り960円(税込み)。「ちょっと高めですが、商議所の予算も(コストに)入れて完売してペイするくらい」と前田さんは苦笑する。 前橋市がイベント景品用に500セットを購入するなどしてくれたほか、一般向けとしては現在、JR前橋駅構内の「前橋物産館広瀬川」で売っている。青年部の事務局を務める商議所職員の鹿島洋介さん(26)も「販路拡大と知名度アップが課題です」。 前田さんは「メンバーがみんな、本当に手弁当でつくった。置いてもいいという店も出始めている。いつか、『前橋土産といえば上州麦豚うどん』と全国に知られるような存在に育てることが、夢なんです」と話している。 食と料理
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