食ニュース【埼玉】秩父の味 「ふるさと宅急便」2008年05月21日 ◇新鮮野菜 おふくろの味
「秩父地域農村女性アドバイザー」の女性たちでつくる「彩(さい)の会」(岩崎智子代表、32人)が、秩父の農産品の宅配事業に取り組んでいる。5年目を迎え、受注は10倍近くに。宅配便には収穫したばかりの野菜や手作りのまんじゅうなどを詰め、首都圏や関西、東北にも送る。会員の平均年齢は60歳前後。「秩父の味」に「おふくろの味」も加わっている。 発送は春と秋の年2回で、春の便の箱詰め・発送作業が20日、秩父市の県秩父農林振興センターであった。会員十数人が持ち寄ったのは、減農薬のトマト、タマネギ、キュウリ、手作りのみそ、梅干し、ソバかりんとう、まんじゅうなど。11品詰めて、送料込みで3500円だ。 会員は、同市や小鹿野、横瀬、皆野、長瀞町で農業を営む女性たちで、岩崎代表は「秩父からの新鮮野菜の産地直送だけでなく、ふるさとの味、おふくろの味も楽しんでもらいたくて、みんなで知恵を絞っている」と話す。 「彩の会」は99年に設立され、各地で直売などをしてきたが、04年から宅配を始めた。1回目の発送は20個にすぎなかったが、口コミで年々増え、昨秋は約200個になった。県内や首都圏をはじめ、和歌山や福島、山形県にも発送している。 同振興センターによると、農業経営や地域社会に取り組む「農村女性アドバイザー制度」は93年に発足し、県内で200人以上が認定され、約10グループがある。しかし、彩の会の宅配事業のような経済活動の例は少ないという。 同センターの加藤由実・担当課長は「彩の会が宅配を主とした企業に成長するよう、支援していきたい」と話している。 問い合わせは岩崎代表(0494・23・3570)へ。 この記事の関連情報 |