鶏卵最大手のJA全農たまご(東京都新宿区)と2位グループのイセ食品(埼玉県鴻巣市)が、栄養分を多く含むことなどが売りの「ブランド卵」の値上げを打ち出した。約1割、1パック(10個)あたり30円程度の値上げに向け、スーパーや生協と交渉を始めた。飼料の高騰が理由で、8月1日からの実施を目指す。
各社がブランド卵を売り出したのは90年代初頭で、業界によると、値上げが実現すれば初めて。
値上げが検討されているのは、JAの「しんたまご」やイセ食品の「森のたまご」など。専用の飼料を使い、ビタミンを多く含む点などが特徴だ。流通各社との個別交渉で価格を決めており、店頭価格は1パックが250〜300円程度と一般の卵より3〜5割高い。今回は1個3円程度、1パックあたり30円程度の値上げを目指している。
一般の卵は相場に基づいて価格が決まるが、飼料高騰の影響でやはり値上がり傾向にある。JAのMサイズ卵は、5月は前年同月と比べて16%値上がりしたという。
JA全農たまごは全国農業協同組合連合会の子会社で、一般の卵も含めてシェアは2割弱、イセ食品は1割弱のシェアを持つ。(小山田研慈)
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