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【奈良】夏枯れ明日香 ベリーで潤せ

2008年7月27日

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写真完熟したブルーベリー狩りが楽しめるあすかベリーガーデン=明日香村地図

◆「あすかベリーガーデン」オープン

◎休耕田利用 景観保護も

 観光客が少なくなる夏の明日香村の新たな観光の目玉にしようと、ブルーベリー園「あすかベリーガーデン」が同村橘にオープンした。高齢化などで増えた休耕田を利用しており、「日本の原風景」とも呼ばれる村の景色を守る取り組みでもある。のどかな景色の中、真夏の日差しをたっぷり浴びた無農薬のブルーベリー狩りを楽しむ家族連れらでにぎわっている。

 同園を経営するのは、村内の農家12軒で06年に結成した農事組合法人「一穀あすか」。休耕田の再生に向け、06年から約1ヘクタールの斜面にブルーベリーの木を植え始めた。開園2年目となった今では、3種類約1千本の木が濃紺の実をつけている。

 「明日香村でも農家の後継ぎがおらず、休耕田は増える一方。村の風景を守っていくには新たな仕掛けが必要だった」と話すのは、同法人の森本吉秀事務局長(52)。ブルーベリーを選んだのは、村の観光客が減る真夏に実をつけるからだ。

 「若い人の力で今後の農業を支えて欲しい」(森本事務局長)との思いから、今年、岡山県から農業をするために移住して来た難波晶弘さん(26)に園長を任せた。難波さんは「名前のブランドはもちろんあるが、それよりも明日香は都市圏から近く、鮮度や中身で勝負できる場所」と話す。

 同園を始めるにあたっては、「まずお客さんのことを第一に考えたい」と、初年度にはなかった屋根付きの休憩所を高台に作った。すぐそばでは、ブルーベリーやトマトを使ったパフェ(450円)などを販売する移動販売車も営業している。来年以降、さらにブルーベリーの種類を増やし、大型の実をつけるものも植える予定だ。

 時間無制限、食べ放題で大人800円、小中学生500円、3歳以上200円。持ち帰り料金は100グラム200円。営業は9月上旬ごろまで。実のなり具合で休園もある。問い合わせはあすかベリーガーデン(0744・54・5757)へ。(渡義人)

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