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【新潟】新潟ラーメン、中国へ

2008年9月17日

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写真あっさり味のしょう油ラーメン写真出店準備が進む施設の写真を示す坂井会長=新潟市中央区

 新潟ラーメンが中国へ進出――。名物のラーメンで新潟を中国に売り込もうと、ラーメン店「新潟拉麺朱鷺」が11月、中国・黒竜江省の省都ハルビン市にオープンする。店舗を増やし、店内に新潟の観光冊子などを置いて中国との経済交流を深める。ラーメンの本場ともされる中国で、新潟のラーメンは相互交流の起爆剤となるのか。(奈良部健)

    ◇

●めん・スープ、現地製

 めんが太く、背脂がたっぷりの「燕三条背脂ラーメン」、とんこつスープの臭みを消すショウガを入れた「長岡ショウガしょう油ラーメン」……。一口に「新潟ラーメン」といっても、その種類は多岐にわたる。

 今回の中国進出のメニューは、あっさり風味が売りの「新潟しょう油ラーメン」(約304円)と新潟とんこつラーメン(352円)。うな重(640円)、牛丼(448円)などラーメン以外のメニューを用意するのは、中国では1人で外食する人が少なく、料理を何種類か注文して取り分けるのが一般的なためだ。

 中国と日本では、めん自体が違う。中国のめんは、日持ちがするように加水率が日本のめんのおよそ半分で、食感もボソボソしているという。こしのある日本のめんが、中国で流行するとふんだ。

 比較的価格の高い日本食は、ステータスシンボルだが、会社帰りのサラリーマンや主婦、学生もターゲットにしている。

 関税を抑えて低価格を実現するため、材料は現地調達。製めん工場を現地に造り、スープなども中国で製造する。日本での味をそのまま再現するため、中国人スタッフの研修や調理マニュアルの作成も検討している。

    ◇

●県と相互交流も狙い

 中国進出を後押ししたのは、県の支援だった。

 県と黒竜江省は友好県省となって25年。来年は、新潟市とハルビン市の友好都市提携30周年を迎える。しかし、「留学生の受け入れなどの交流は続けてきたが、経済交流はほとんどなかった」(県国際課)。ハルビンには港がないため、物流の輸出入が盛んになりにくかったという。

 県は07年、ハルビン空港近くの高速道路に新潟まで2時間という身近さをアピールする巨大看板を設置。背景に日本海の海岸をあしらい、内陸にあるハルビンから新潟に観光客を呼びこむのがねらいだった。しかし、思惑ははずれ、中国人観光客は、東京や大阪、京都などに集中した。

 そこで県は、新潟ラーメンの中国進出に支援を買って出た。同省政府と連携しながら、パートナーとなる中国側の企業を探した。

 7月末、泉田裕彦知事は同省との25周年記念式典に参加するために訪中したのに合わせ、中国企業との合弁会社を設立する意向書に調印。帰国直後に新潟空港で開いた会見でこう述べた。「中国で新潟ラーメンを食べてもらうことで、新潟の名を広く知っていただける。おいしいラーメンを新潟に行けば食べられると思ってもらえる」

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