旧海軍の戦艦内の調理場や呉海軍工廠(こうしょう)の弁当など戦前・戦中の呉の食生活を紹介する企画展=呉市幸町の市入船山記念館
旧海軍グルメの復刻に力を入れている呉市が、お薦めのレシピ集を観光情報のホームページに掲載している。もともと料理を提供する飲食店用に作成したが、市民から問い合わせが相次ぎ、急きょ「公開」を決めた。材料、作り方のほか、「(オムライスに)グリーンピースを奇数個置く」など海軍式のルールも紹介している。(中川正美)
復刻メニューは海軍料理研究家に協力を求め、試食会を重ねて選定した。戦艦大和の元乗組員の証言にもとづいて再現したオムライスのほか、兵員に好評だった鯨肉カツレツ、お米入りのライスプリンなど8品目。今月から年末まで期間限定で市内29飲食店で提供中だが、主婦や料理学校などから「作り方を教えてほしい」と要望が強かった。
レシピに補足した「提供ルール」は海軍の裏話にもなっていて興味深い。たとえば「戦艦大和のオムライス」にのせるグリーンピースが奇数個なのは、「古来の縁起かつぎで必ず奇数だった」から。また、食後の飲み物は紅茶と決まっていて、「カップにはあふれんばかりに注ぐ」。
また、元祖とも言えそうな骨付き鶏を使った「海軍さんのチキンライス」には、干しぶどうを加える。「給油艦隠戸(おん・ど)のロールキャベツ」には必ずじゃがいもを加え、ライスプリンには「最終的にご飯が判別できるよう、あまり混合しない」のがルール。レシピ集をまとめた呉市の観光情報のホームページは、(http://www.kurenavi.jp/)。
◇
呉市幸町の市入船山記念館で12月1日まで開催中(火曜休館)の企画展「軍港呉の食」では、戦前に女子青年団向けの料理講習のメニューになった「スカツチエツグ(スコッチエッグ)」のほか、海軍の蒸しパン、飯コロッケ、たたきビフテキなど旧海軍料理の簡単な調理法のメモを配布している。問い合わせは同記念館(0823・21・1037)へ。
また、「大和のふるさと呉」グルメキャンペーンの一環として11月23日、旧海軍グルメを味わう食べ歩きツアーもある。問い合わせはくれ観光情報プラザ(0823・23・7845)へ。
季節感をたっぷり味わえるのが和菓子の魅力。とろりとした柿の甘みやホクホクとしたサツマイモの食感などを生かした、こだわりの秋の味覚で作る逸品をご紹介。また、もみじが舞う「もみじあわせ」やカゴ入りの銘菓などは、見た目にも風情たっぷりだ。和菓子で感じる“秋”を楽しもう。
冷え込んだ夜は、温かいお酒が恋しくなるもの。そこで、ヨーロッパでポピュラーなホットワインや日本酒熱燗セットなど、心身を温めてくれるホットなお酒をご紹介。一人でじっくり楽しむのはもちろん、パートナーや家族、気の許せる友人との和やかなひとときにもいかが?