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【東京】アフリカ救えチョコ改革

2009年1月28日

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写真しあわせへのチョコレート写真高島屋新宿店などで置かれる予定の「ゾッター」の板チョコ2枚組(893円)

◆市民らフェアトレード商品広げる バレンタインに考えて

 バレンタインデーのチョコレート選びで世界を変えよう――。原料のカカオ豆生産地で働く西アフリカの子どもたちを支援し、自然環境を守ろうと、都内の市民グループが「人にも地球にもやさしいチョコ」を広げる取り組みをしている。

 06年にできた「チョコレボ」実行委員会(事務局・目黒区、星野智子代表)は、社会人10人ほどが中心メンバーとして活動する。チョコレート・レボリューション(チョコの改革)の略だ。

 きっかけは、星野さんが英国にいた01年春、西アフリカの農場での児童労働の実態をBBCの番組で見たことだ。

 日本チョコレート・ココア協会によると、カカオ豆は、西アフリカのカメルーン、コートジボワール、ガーナ、ナイジェリアの4カ国だけで、世界の生産量の7割近くを占める。だが、国際熱帯農業研究所(ナイジェリア)がこの4カ国の約1500の農場を02年に調査したところ、約28万人の子供が働き、全体の64%が14歳以下だった。しかも、森をどんどん切り開きながら栽培しており、本来の生態系が失われつつある、と星野さんは話す。

 こうした状況を改善する方策の一つとして、英国では、途上国の産品を、安く買いたたくのではなく、労力に見合った適正な価格で買うというフェアトレード(公正な貿易)の商品が大手のスーパーやデパートに置かれていた。

 だが、星野さんが02年に帰国するとほとんど見当たらない。デパートに聞くと、「買う人がいないから置けない」。そこで、消費者と企業の双方にフェアトレード商品を知ってもらう活動を始めた。

 ホームページ(http://choco−revo.net/)やイベントなどで紹介。店頭に並べてもらうよう、企業にも働きかけた。今年のバレンタイン商戦では、都内では、高島屋の日本橋店と新宿店、小田急百貨店などが、チョコレボの薦めるオーストリアのチョコ「ゾッター」を置いてくれることになった。

 チョコレボが昨年11月に実施したインターネットのアンケートでは、約千人の回答のうち、フェアトレードを知っている人は17.6%にとどまったが、関心があると答えた人は8割近くに上った。星野さんは「チョコはフェアトレードの入り口として入りやすい商品。身近な買い物をすることで現状を動かす力になる」と話している。

 2月5日と同9日のいずれも午後5時半から、新宿高島屋11階で、星野さんがチョコレボの活動について話すトークイベントがある。

◆子どもの就学など支援 てんとう虫に託して販売

 児童労働撤廃に取り組むNPO法人「ACE(エース)」(台東区)は、カカオ豆生産地、ガーナの子どもたちを支援するための「しあわせへのチョコレート」を販売している。2月11日には恵比寿で「『チョコレート選びで世界が変わる』って、ホント!?」と題したトークイベントを開く。

 ヨーロッパで「幸せを運ぶシンボル」として親しまれている、てんとう虫を模したチョコ。オーガニック認証の豆を使い、スイスのメーカーが香料や保存料などを加えずに作った。1千袋限定で1袋4個入り500円。売り上げの半分は、2月からACEがガーナの村で始める就学率向上のための啓発活動や、カカオ豆栽培技術向上トレーニングなどの活動に充てる。

 チョコ購入、イベント申し込み方法などはACEのホームページ(http://www.acejapan.org)参照。(大塚晶、星野哲)

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