病態の広く深い理解と実践的治療法を――研修医を含む若手医師から一般医に向け、総論、外来編、合併症編、病棟編、特論(妊婦・小児・高齢者の管理など)に章立てて糖尿病治療を手引きする。食事療法、ビグアナイド薬、過体重などの項目ごとに第一線の臨床家が「SKILL UPポイント」を挙げながら実践的に解説。病態を臓器別にとらえず、糖尿病全体を診て管理する必要性が実感される。巻末には各種薬剤、機器のほか治療用市販食品の一覧も付した。
出版社:南江堂 価格:¥ 5,040
QOL向上のための実践的栄養学知識――あらゆる医療措置は患者QOL向上のために行われるはずだが、検査数値の乱高下や病態の悪化を目の前にすると、その改善にかかりきりになりがちである。数値の読み方や、治療効果予測を習得してこそ、患者QOLを向上できるというのが本書の基本精神。分かりやすい構成で栄養の評価から介入までの基礎知識を徹底伝授する。看護師向けのシリーズだが、高齢者を診る医師にも欠かせない実践的ノウハウが詰まっている。
出版社:学習研究社 価格:¥ 2,100
パンデミック時のパニック予防に――新型インフルエンザによる健康被害と社会の混乱を最小にするには、日頃からリスクを適切に評価し、対処法を検討しておく必要がある。また情報の共有化・普遍化のためのリスク・コミュニケーションの基本的知識と具体的技法も学んでおくことが欠かせない。本書では新型インフルエンザとパンデミックについて解説した後、その対策のための机上訓練、ひいては感染症全体への備えが5つのシナリオを中心に具体的に示されている。
出版社:診断と治療社 価格:¥ 2,940
著者:医療の質に基づく支払い研究会
高質な医療への改善を促す――P4P(Pay for Performance)とは、質が高く効率的な医療を提供した医療機関に、診療報酬を割り増しして支払うという仕組みで、近年、アメリカやイギリスなどで定着しつつあるという。日本では診断群別包括支払制度(DPC)の調整係数見直し論議が始まっており、これに代わる機能評価係数としてP4Pの考え方の導入が注目されている。P4Pについての概論、欧米の現状を紹介し、日本への応用実現に向けて解説した。
出版社:医療タイムス社 価格:¥ 2,940
疾患・治療別に単純な指標で示す――「病院ランキング本花盛り」といった感がある昨今だが、年刊の本書は6年目で発行累計110万部と他誌をしのぐ実績がある。「手術数」という誰にも分かりやすい指標を目安にしていることが理由だろう。もちろん、数だけで「いい病院」と判断できないのは自明のことであるが、その指標の単純さゆえに多くの読者に受け入れられているようだ。医療の情報公開という面でも一役買っている。
出版社:朝日新聞社 価格:¥ 680
著者:大塚 邦明
生命の神秘に迫る生体リズム養生訓――生活習慣病やがんなどの発症を予知し、各種機能を高めて予防する役割を担うのが生体時計であり、生体時計によって作られるのが生体リズムだという。普通の診療では発見できない疾患への気付きから、患者の診療場面外の普段の生活を知る重要性を痛感し、「時間の流れを考慮した医学」を研究してきた筆者。生体リズムとは何かを探求する時間生物学、それを医療に応用した時間医学を、健康の秘訣として科学的に詳説する。
出版社:ミシマ社 価格:¥ 2,310