2011年9月28日
2009年から一緒に暮らす愛犬が、すっかり精神安定剤になっている。メスの雑種犬。見学だけのつもりで妻と足を運んだ、ボランティア団体が催した処分対象の子犬の里親探しの会で、「見そめてしまった」。
幼い頃から自宅で雑種を飼い続けていたこともあり、元々犬は大好きだった。愛犬にはトイレなどもきちんとしつけた。性格もおっとりしているので、撮影現場へ時々、同伴もする。「その場にいるだけでいい。存在自体が癒やしです」
中央大学経済学部時代に「アルバイト感覚で」劇団に飛び込んで以来、俳優人生は20年以上になる。「今となっては俳優以外の自分は考えられません」
昨年に続いて来年もNHK大河ドラマの出演が決まり、テレビの印象が強いが、舞台も大事な柱。今秋の主演作は珍しい2本同時上演だ。「一人の人生を分けて演じると捉えれば、昨年主演した『ヘンリー六世』の3幕と類似していると思う。難しさは感じていません」と話す。
「芝居は何より楽しいことの一つ。好きな芝居が常に身近にあり、つきあっていられる。それがありがたいし、自分の心身を平穏に保ってくれています」
最近は大学生の息子を持つ父親役なども。「60代にはおじいちゃん役が回ってくるかも。自分が『老い』をどう演じていくのか。興味は尽きません」
(文・原島由美子 写真・高波淳)
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1965年、東京都八王子市生まれ。89年に演劇集団キャラメルボックスに入団。95年、NHKの日中共同制作ドラマ「大地の子」の主役を機にテレビ、映画に進出。舞台「隠蔽(いんぺい)捜査」「果断・隠蔽捜査2」の2作同日上演は10月19日から東京・シアター1010(キョードー東京、電話0570・064・708)など全国4カ所で。