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「笑い」のできるヘルパー育てます――。福岡県久留米市の共生館福祉医療専門学校が、介護や福祉の学習に加え、手品や大道芸、歌、楽器なども学ぶ「芸能福祉科」を4月から新設する。芸能を通じてお年寄りらとコミュニケーションを図り、介護に生かそうという試みだ。専門学校を所管する県によると、「笑い」をカリキュラムに採り入れた例は「聞いたことがない」という。
同科は2年制。福岡市のNPO法人「博多笑い塾」のメンバーやジャズシンガーらを講師に招く。「芸能技術」「芸能福祉原論」といった科目でマジックやギター演奏などの技術、患者や入所者との話し方、笑うことの医学的な効能について学ぶ。チンドン屋のパフォーマンスなど、笑いの技も磨くという。
同校で講師をする同塾代表の伊藤実喜さん(53)によると、人間は笑うと、関節リウマチを悪化させたりするインターロイキン6という物質の分泌が減る。内科医で、自ら患者にマジックを披露している伊藤さんは「笑いの免疫機能を医療にもっと生かしたい」と語る。
笑いの効能と遺伝子の関係について研究している村上和雄・筑波大名誉教授は「医療、介護、福祉の場では、お年寄りに楽しみや生きがいを持たせる取り組みが必要で、学生に笑いを学ばせるのはいいことだと思う」と話している。
(2005/02/13)
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