女性にも男性ホルモンが、男性にも女性ホルモンがある
【暮らしと健康特集】ホルモンバランスを整えて不調を解消
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ホルモンといえば、すぐに思い浮かぶのが、性ホルモン。男性ホルモンではテストステロンが、女性ホルモンではエストロゲンやプロゲステロンが知られています。
男性ホルモンは精巣でつくられ、筋骨のしっかりした男らしいからだつきをつくるように、また、女性ホルモンは卵巣でつくられ、脂肪のついた丸みのある女らしいからだつきをつくるように作用します。
「脳の性差はお母さんのおなかの中にいるときに決まるものの、女らしいからだつきや、男らしいからだつきがつくられるのは思春期以降。性ホルモンの血中濃度は、新生児期には高いものの、幼児期には計測できないほど低く抑えられ、思春期に再び高くなるからです。人間のからだは子孫を増やすようにプログラミングされており、思春期はそのための準備段階なのです」(佐久間氏)
意外に知られていないのが、女性にも男性ホルモンが、男性にも女性ホルモンがあるということ。男性ホルモンと女性ホルモンは、どちらも原料はコレステロールで、それが少しずつ変化していく過程で、両方のホルモンがつくられていくのです。
「エストロゲンの一段階前がテストステロン。つまり、もっとも強力な男性ホルモンからもっとも強力な女性ホルモンがつくられるのです。両者は、まったく違うはたらきをするにもかかわらず、構造はとてもよく似ています」(佐久間氏)
女性の場合、男性ホルモンは副腎や卵巣で、男性の場合、女性ホルモンは脳内や精巣でつくられています。
小学校の高学年から中学1年くらいまでの時期に、女の子が男の子の平均身長を上回るのは、この時期に分泌される男性ホルモンの作用のため。また、中年男性のおなかがでてくるのは女性ホルモンの脂肪の蓄積作用によるものなのです。
こうした性ホルモンの量には個人差があり、きゃしゃな男性がいたり、筋肉のたくましい女性がいたりするのは、そのためです。
(記事提供:保健同人社)
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