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飛行機の狭い座席に長時間座った乗客の“エコノミークラス症候群”が問題になっています。座りっぱなしは血行が悪くなり、静脈に血栓ができたり、血圧が下がり、気分が悪くなったり、酸欠による頭痛を起こしたりします。60歳以上の人に多いのは血圧の不安定や血液循環の悪化(動脈硬化など)も関係しているからです。 私も起こしかけたことがあるので、旅行のときは次の点を心掛けます。機内を時々歩き血行をよくし、座席でふくらはぎのマッサージや足の屈伸運動をする。アルコールは飲んでも少量に。水分をよく取り、血液の濃くなるのを防ぎ、排せつをよくする。揺れる時は読書や執筆をさけるなどです。
19世紀前半、イギリスでコレラが流行した時に紅茶の消費量がふえました。日本でもお茶は健康増進に役立ってきましたが、昭和大学の島村忠勝教授によると、お茶の成分のひとつカテキンは、抗菌、抗毒素、抗ウイルス作用がきわだつとのこと。お茶でうがいをしてインフルエンザを予防するほか、O157の出すベロ毒素を解毒する、がん細胞を自滅に追いやるなどの効能が知られています。 埼玉県立がんセンターの調査から、がん予防には一日10杯が目安とされます。10杯飲む人のがん発生率は、一日3杯以下の人の半分だとか。湯飲み1杯の緑茶で約100ミリグラムのカテキンが摂取でき、その点は紅茶やウーロン茶にまさります。
酒豪は手術時の麻酔薬が効きにくく、薬を増やすと脳の働きに影響して危険です。麻酔薬に限らず、薬とアルコールを同時に飲むと酔いが加速したり、薬(とくに痛風、高血圧症改善薬)の効果が下がります。また、鉄剤は濃いお茶と一緒に飲むと鉄が沈殿し、吸収が悪く、無駄になります。 たばこは血管収縮作用があるので、薬剤や皮下注射薬の吸収を悪くします。禁煙すると薬の効果が上がり、時には薬を減らすことができます。 そのほか、納豆やグレープフルーツなども特定の薬の効果を下げるので、薬を飲む時はさけること。また食事との相性や飲む時間などをよく守り、薬の効果を高めてください。
平均寿命も健康寿命も世界一を誇る日本人ですが、その差が約6年。最晩年は健康に過ごせず、痴ほうと寝たきりは世界最多とまで言われます。 年をとっても元気な状況はアメリカ人に多く見られますが、日本でも最近は、長野県がそうなってきました。老人医療費は全国最低、高齢者就業率は最高、つまり元気で一生を終えています。 それは検診の徹底です。保健指導員制度ができたことで、一次予防(治療以前の予防)ができているからです。老人医療費が最低なのは医療にかかる日数が短いからでもあって、合理的な食事と適度な運動、まさにこれを続けてこそ、こうした成果が得られます。
(記事提供:保健同人社)
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