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日光性の老人性のしみ(老人性色素斑)のなかでも、とくに真皮の深いところにメラニンが沈着しているようなものや、老人性疣贅など盛り上がったしみなどにはレーザーによる治療が有効です。 レーザーとは、一定の波長をもつ人工的な光のこと。特殊な装置を使い、発振物質(媒体)に外から光を当てることにより、一定の波長をもつ高エネルギーの光を発振させます。その光を患部に当てると、正常細胞にはダメージを与えずに、異常な色素細胞のみを破壊したり、蒸散させたりします。 レーザーには、発振物質の違いによってさまざまな種類がありますが、しみの治療には、炭酸ガスレーザーやルビーレーザーなど、4種類のレーザーが使い分けられているということです。 「レーザーは、ここ10年ほどで日進月歩の進化をとげた治療法ですが、診断を誤り、レーザーに向かないしみにもちいると、炎症後色素沈着を招くこともあります。ただし、これはトレチノインで改善することができます」(吉村氏) 費用はしみの大きさやショット数、レーザーの種類によって開きがあるものの、1cmのしみで1万円が一応の目安になります。
もう一つ、光を応用した治療にフォトフェイシャルがあります。レーザーの場合、症状によって照射する光の波長を選ぶため、器械を使い分ける必要がありますが、フォトフェイシャルの光はさまざまな波長をもつ連続光のため、しみ、そばかす、小じわ、毛穴の拡張など、顔に生じるさまざまなトラブルに同時に作用します。 「マイルドな治療法のため比較的安全ですが、はっきりした効果が現れにくいため、当院では現在は行っていません」(吉村氏) 料金は、顔全体に当てて4万〜5万円。5回くらいを1セットとして料金設定をしているところもあります。
現在行われている若返りの美容医療には、本文で紹介した皮膚科的治療以外に、手術など外科的治療と内科的治療があります。 美容外科的な手術の代表は、大きなしわやたるみをとる「フェイスリフト」と呼ばれる手術。皮膚の下にある筋膜をつり上げ、よぶんな皮膚を切除し、しわやたるみをめだたなくするものです。メスを入れるのは耳の前後や髪の毛に隠れた側頭部の皮膚などですから、傷はめだちません。 また、内科的治療の中心は、ホルモン補充療法で、加齢によって分泌の低下するホルモンを外から補充し、機能的にも外見的にも若返りを図るという治療法です。治療に使われるホルモンは、性ホルモン、成長ホルモンなどですが、副腎でつくられるホルモンの前駆物質で性ホルモンなどの材料となるDHEA(=デヒドロエピアンドロステロン)も使われています。また、食事指導やサプリメントの利用についてのアドバイスなども、内科的治療に含まれます。
(記事提供:保健同人社)
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