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「かぜをひいたかな」「おなかが痛くて食欲もない」といったとき、どんな医療機関を受診しますか? 歩いて行ける近所の開業医でしょうか。それとも電車や車で時間をかけて大きい病院へ行きますか? 一般に「大きい病院を受診したほうが質の高い医療を受けられる」という信仰にも似た思い込みが多くみられ、ちょっとしたかぜなどでも大きい病院に駆け込んでしまう例が少なくありません。こうした思い込みがいわゆる「3分間診療」につながり、専門性の高い医療を本当に必要としている人が十分に医療を受けられないといった弊害を引きおこす原因にもなっています。 こうしたことから厚生労働省では、「地域の医院・診療所」と「200床以上の病院」との機能分担をすすめ、「初期の診療は医院・診療所で、高度・専門医療は病院で行う」ことを目的として、1996年4月に初診料特定療養費という制度を導入しました。他の医療機関の紹介状をもたずに、200床以上の病院を受診した場合は、初診時に特定療養費が特別に加算されるのです。 「軽いかぜなどは近所の開業医で治療を受けてもらい、専門性のある高度医療を行う大学病院などは、本当にそれを必要としている人たちに開放しようという、ごく当たり前の制度です」と医薬情報研究所(株)エス・アイ・シー医薬情報部門責任者の堀美智子氏は話しています。
(記事提供:保健同人社)
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