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暮らしと健康コラム with J-Health 保健同人社

【暮らしと健康特集】「腸内リセット」で便秘解消

便秘は下剤では治らない。下剤の連用で腸が真っ黒に


大腸メラノーシスは、アントラキノン系下剤の使用をやめて、便意をつけて自然な排便ができるようになれば、黒くなった大腸(右)が半年から1年できれいなピンク色の腸(左)にもどる。

 そもそも便秘とは、何日お通じのない状態をいうのでしょうか。

「たとえ排便が2〜3日に1回であっても、“なかなかでない”“おなかが苦しい”などの症状がなければ便秘ではありません。通常、排便回数が少なく、自力では排便しにくかったり、下剤の力を借りなければ排便できないような状態をいいます」(松生氏)

 便秘に悩む人の多くは下剤を頻繁に使っていますが、こうした傾向に対し松生氏は、注意を促します。

 「市販の下剤の多くは、一時的に便をだすためのもの。直腸を刺激して、便意を促すものでないため、常用していると、ますます便意がおこりにくくなってしまいます」

 「アントラキノン系下剤の連用でおこる大腸メラノーシス(大腸黒皮化症)という病気(写真)で、近年、若い女性にも増えています。この種の下剤を連用していると、色素沈着は腸管内神経叢にも影響し、腸は伸びたゴムのような状態になり、動きはますます低下してしまいます」(松生氏)

 アントラキノン系下剤とは、センナ、大黄、アロエなどの生薬。市販の下剤の多くはこのタイプで多くの医療機関でも処方されています。 

「便秘=下剤という方法では、根本的にはなかなか改善しません。便秘の原因には個人差があるからです。下剤も、種類によって作用する部位が違うため、どの部分に原因があるかによって、選び方も違います」(松生氏)

 一般に便秘のタイプは、次ページ表1に示した3つのタイプに分けられています。それに対し、松生氏が考案した、便秘の原因となっている部位別の対処法が次ページ表2図1、2です。

 「重要なのは、小腸から肛門にいたるまでのどの部分に問題があるかを明確にすること。そのうえで適切な方法をとれば、時間はかかっても必ず改善します」と松生氏は話します。

 (記事提供:保健同人社)

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