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かつて欧米では、海苔をブラックペーパー(黒い紙)と呼んでいました。「日本人は、黒い紙のようなものを食べている。あれは、もともと、海中に生えている雑草じゃないか」といった思いが込められていたようです。 ところが、最近は、シーベジタブル、すなわち「海の野菜」と呼ばれるようになりました。からだによい食材として、雑草から野菜へと格上げされたわけです。 なぜ、海藻がヘルシーな食材として評価されるようになったのか、本多氏は次のように解説しています。 「海藻は、陸上のミネラルが全部溶けている海中で育っているわけですから、ミネラルが豊富です。ミネラル自体はエネルギーになるわけではありませんが、ごく微量でほかの栄養素のはたらきを円滑にするという役目をはたしています。ミネラルは、人間のからだの潤滑油、貴重なサポート役といえるでしょう」 サポート役としてのはたらきのほかに、前述のように、食事でとったコレステロールや血糖の上昇を抑えたり、塩分を吸着して体外に排泄するという作用も、海藻がシーベジタブルとして高く評価される点です。 「みそ汁の具にわかめを利用するのも理にかなっています。わかめの中のアルギン酸がみその塩分中のナトリウムと一緒になり、アルギン酸ナトリウムとなって排出されるので、塩分の害が抑えられるからです」と本多氏。サポーターとしての海藻の面目躍如といったところです。
(記事提供:保健同人社)
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