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暮らしと健康コラム with J-Health 保健同人社


【暮らしと健康特集】

“よい病院 よい患者”の条件

病院のシステムを知ることが“よい病院”を見つける近道に
信頼できる病院や医療者を見つけるうえで、ポイントは何なのでしょうか。日本でも指折りの、地域医療が発展している長野県。この県に、すぐれた医療システムをもつモデルホスピタルとして県内外から注目を集める特定医療法人慈泉会相澤病院(松本市)があります。この病院の院長補佐で、徹底した患者最優先の考えのもと尽力する池田隆一氏にうかがいました。

池田隆一氏
特定医療法人慈泉会 相澤病院 院長補佐
1969年生まれ。91年、相澤病院入職。地域医療連携室、医療福祉相談室の両室の課長兼任。
“よい患者”に  必要なのは“会話力”

 「やはりコミュニケーションは大切です。たとえば、医師がていねいに診察すれば、患者さんに待っていただく時間も長くなります。予約を入れていたのに一時間くらい待たせてしまうこともあるでしょう。そういうことを事前にキチッと説明してくれる病院スタッフと、どれくらい待つのかキチッとたずねられる患者さん。お互いに相手のことを考えつつ話をして、あいまいではなくしっかり理解するというのがいちばん大切でしょう」(池田氏)

 そういうとき、自宅近くの開業医がかかりつけ医(図1)になっていると便利だといいます。

「すぐに通える場所に、自分の日常の健康状態を知っている医師がいたら、会話しやすいし、信頼関係も築きやすい。そうなれば診察を待つ時間も症状を説明する時間も短縮できます。高度な検査が必要でも急性期病院(図2)に紹介してもらえるので安心です」(池田氏)

 紹介したあとも、かかりつけ医との関係は切れません。相澤病院には、かかりつけ医が入院した患者さんのお見舞いにくることも。

「決してめずらしくありませんよ。患者さんが安心して入院生活をおくれるようにと、かかりつけ医の先生がいらっしゃいます。医師、看護師、医療ソーシャルワーカーと治療経過、退院後の生活についてお話されていきます。よい病院はこれらの連携がうまくとれています」(池田氏)

 急性期病院とかかりつけ医との関係を理解し、おざなりになりがちなコミュニケーションを大切にする。このことについて、医療者も患者も、今一度考え正してみることが重要なのです。


図1 かかりつけ医をもつメリット
健康状態を把握してもらえるため症状を早期に発見してくれる
生活習慣の指導をしてくれる
急性期病院と連携した治療が可能
図2 医療施設の種類とはたらき
急性期病院
大学病院など専門知識をもった医師や看護師など病院全体がチーム医療を駆使し、病状が不安定な患者に、集中的に高度な医療を提供する。
慢性期病院
比較的病状が安定している患者や障害を抱える患者を長期にわたり療養。ゆったりとした環境のもと医療が提供される。リハビリテーション病院なども含まれる。
診療所(クリニック)
医師または歯科医師が、公衆または特定多数人のため医業または歯科医業を行う場所。患者を入院させる施設を有しない、または19人以下の患者を入院させるための施設を有する。

 (記事提供:保健同人社)

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