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近年、日本人の食生活は大きく変化し、それに関連して、肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加し、深刻な問題となっている。 「『食事バランスガイド』のターゲットは、生活習慣病がとくに問題となる中年の男性、栄養のバランスが偏りがちな一人暮らしの人、外食やコンビニエンスストアで買ってきたものを食べる機会が多い若い人たちなどです。こうした食事や栄養にあまり関心のない人たちにも、一目でわかる内容になっています」と同検討会座長の吉池信男氏。 同ガイドでは、食事を[1] 主食(ごはん、パン、麺など炭水化物の供給源になるもの)、[2] 副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理など各種ビタミンやミネラル、食物の供給源になるもの)、[4] 主菜(肉、魚、卵、大豆料理など、たんぱく質の供給源になるもの)、[4] 牛乳・乳製品(カルシウムの供給源になるもの)、[5] 果物(ビタミンCやカリウムなどの供給源になるもの)の5つに分けて、それぞれ1日の適量とメニュー例を示している(図)。 たとえば、活動のエネルギー源となる主食は、ご飯小盛り1杯、おにぎり1個、食パン1枚が1つ(SV※)分の目安。 1日の主食の摂取量は5〜7つ(SV)で、ご飯に換算すると4杯程度となる。同じく、副菜は5〜6つ(SV)で、主菜は主食や副菜よりも少ない3〜5つ(SV)と、肉類控えめの野菜やご飯を中心にした食事を推奨している。 ※:SVとはサービング(食事の提供量の単位)
むずかしい計算がないため、食事や栄養についてよく知らない人でも、肉料理が「3つ分」、魚料理が「2つ分」と覚えておけば、簡単に活用できる。ちなみに、お昼に豚肉のしょうが焼きを食べたら、夜は肉料理を控えないと適量の「5つ」を超えてしまう。 「これまでの栄養指導は、どちらかというと80点以上をめざすことが多かったように思います。でも、実際には20〜30点の人を50点まで底上げすることのほうが大切だと考えます。その意味で、食事バランスガイドを広く普及させたいと思っています」(吉池氏) 今後は、ファミリーレストランやコンビニエンスストア、社員食堂などでの掲示を促進していくという。シンプルな構成とカラフルなイラストが注目を集め、すでに鉄道の車内や雑誌などでのキャンペーンが始まっている。 現在、内容的にさらに踏み込んだ応用編の作成も進められているという。 「それができれば、もう少し、自分の食べた食事の量が明確にわかるようになり、ダイエットなどにも応用できると思います」(吉池氏) 食事バランスガイドのイラストは、農林水産省のホームページからもとりだせるようになっている。 農林水産省ホームページURL http://www.maff.go.jp/food_guide/balance.html
(記事提供:保健同人社)
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