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暮らしと健康コラム with J-Health 保健同人社


【暮らしと健康特集】

とっておきの冷え予防術

婦人科こんな症状にご用心!
冷えのタイプは3種類。からだ・手足・冷えのぼせ

 冷え症という言葉は、西洋医学的にはなく“冷え”といい、おもに3つのタイプに分けられます。1つ目は、からだ全部が冷える全身性の冷え。おもに老化や代謝の低下が原因でおこります。2つ目は、手足などが冷える末梢性の冷え。3つ目は、冷えとのぼせが同時におこる、いわゆる冷えのぼせです。タイプにより原因は異なりますが、自分がどれに属するのか把握することが先決です。病気からくる冷えで体温が低下する場合もあり、甲状腺機能低下の場合もあるので注意が必要です。

 婦人科で考えると、患者さんの冷えにともなうもっとも多い訴えは不眠です。寝る前はふつう温かくなりますが、からだが温まらないとふとんに入っても眠れないことが多いと思います。この場合は、10分間湯船にしっかりつかり、からだを洗いましょう。再度10分間入浴を行いからだを温め、入浴後は熱が逃げないようにガウンや靴下で保温することで冷えからくる不眠は軽くなります。また、生理不順で悩む女性は、「冷えてるでしょ?」と聞くと「ハイ」と答えるんですね。からだの循環不全が生理不順や生理痛につながるのです。この対策は、睡眠を十分にとり、ストレスや過労をしっかりとり除いてあげることです。

 わきの下やそけい部を温める、運動を習慣づけるなど、自分でできる対策で冷えは軽減します。冷えで病院には通いにくい印象もあるかもしれませんが、思いたったら病院に行くべきです。

とっておきの冷え予防術
とっておきの冷え予防術 【1】睡眠前の入浴(約10分湯船に)
【2】入浴後は保温(靴下、ガウン)
【3】週に1回は運動(先生はテニス)
入浴と入浴後の保温をしっかり行うことです。入浴後は保温して寝てしまえば温かさは逃げません。熱が逃げないようにガウンや靴下でしっかり保温します。また、心臓を強めるための運動も大切ですね。私は、日曜日はテニスをしています。運動の習慣化が、冷え対策につながるのです。


婦人科医から見た予防ポイント
1 疲れをためないよう睡眠を十分にとる
2 心臓を強めるために週に1回の適度な運動をする
3 末梢神経を広げるために足湯を行う
4 わきの下やそけい部を蒸しタオルなどで温める
5 おへそ周りの大血管を温める


みえこ女性クリニック 院長
さとう みえこ●1977年明治薬科大学卒、84年東京女子医科大学卒。同大学産婦人科、東峯婦人クリニック・副医院長を経て、現職。肥満外来もあり、日本産婦人科学会専門医。
http://www.mieko-clinic.com/

 (記事提供:保健同人社)

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