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暮らしと健康コラム with J-Health 保健同人社


【暮らしと健康特集】

鼠径ヘルニアの最新治療

鼠径部にやわらかいふくらみが生じる

 鼠径ヘルニアの代表的な症状は、鼠径部に生じるやわらかいふくらみです。ふくらみが生じる以前に、この部分に、痛みや重苦しさ、違和感があったという人、立ち仕事をしたあとに、突っ張り感があったという人もいます。

 「ひどくなると筋膜の穴も大きくなり、男性の場合は、陰嚢に達するほどの大きさになることもあります」(伊藤氏)

 もっとも怖いのは、腸などが穴にはまってしまい、飛びだしたままもどらなくなる嵌頓と呼ばれる状態です。

 「そのまま長時間経過すると、腸や脂肪組織が血行障害をおこし、やがては壊死してしまいます。腹膜炎や腸閉塞をおこすなど、生命にかかわることもあります」(伊藤氏)

 そのほか、大腸が脱出して便秘になる、膀胱の一部が飛びだして尿の出が悪くなるなど、飛びだす内臓や組織によって、さまざまな症状がでます。


イラストColumn : 重たいものを持つと鼠径ヘルニアになるって本当?
「欧米では、鼠径ヘルニアはもともとなりやすい素因をもつ人がかかる病気と考えられています。重いものを持ったことなどが誘因になることはありますが、素因をもっている人は、どんな生活をしていても、いずれは発症すると考えたほうがよいでしょう」と伊藤氏。
 父親と子ども、あるいは兄弟で鼠径ヘルニアを発症したというケースも少なくないということです。

 (記事提供:保健同人社)

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