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【暮らしと健康特集】 足のトラブルを脱ぎ捨てる合わない靴をはいて足の痛みに耐えられず、一日中何も集中できなかったという経験をもつ人は、少なくないのではないでしょうか。「はいているうちに靴が足になじむだろう」と、がまんを続けるうちに、靴ずれが悪化して化膿する、マメがつぶれる、爪が皮膚にくい込む、足の痛みがひざや腰にまで広がるなど、事態はどんどん悪い方向へすすんでいきます。 このように、ひと言で足のトラブルといっても種類はさまざま、原因も単純ではありませんが、まずは爪のトラブルについて見てみましょう(図1)。 慶應義塾大学医学部助教授で、同大月が瀬リハビリテーションセンター整形外科部長の橋本健史氏は、足の外科専門医としての診療経験から、爪のトラブルの中でもとくに巻き爪と陥入爪が多いといいます。 「巻き爪と陥入爪はよく似ていますが、爪全体が丸くなってしまうのが巻き爪。これに対して、陥入爪は爪の端が皮膚にくい込んでいって化膿してしまうものです。残念ながら、どちらもはっきりした原因はわかっていません。加齢の影響のほか、先天的になりやすい素因があるのではないか、爪切りが深すぎたのではないか、はいていた靴のサイズが原因ではないか、仕事の内容が大きく影響を与えているのではないか、というように、さまざまな原因が指摘されています。私の診療経験では、非常にきつい靴をはいている方、爪切りが深すぎた場合に多いといえます」 橋本氏によれば、航空会社のキャビンアテンダント(スチュワーデス)やホテルの従業員など、決められた革靴をはいて長時間立ち仕事をしなければならない人たちは、巻き爪、陥入爪になりやすいそうです。 「私が診療した患者さんにも、そうした職種で陥入爪の手術を受けた方がたくさんいます。きつい靴で足が圧迫されたまま、十数時間も立ち仕事をしなければならないからでしょう」と橋本氏は分析します。
(記事提供:保健同人社) |
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