【暮らしと健康特集】
安心・安全の野菜を探す

625本に1本の大根くらいしか、めぐり合えないJAS有機野菜。いったいどのように流通しているのでしょうか。北海道でJAS有機野菜だけを扱っている「北海道有機農業協同組合」で聞いてみました。
JAS有機野菜は、ほとんどが流通者との契約栽培です。種を植える前にあらかじめ注文量をもらって、作づけしています。最近では量販店でも販売されています。北海道でも生協をはじめ、いくつかのスーパーマーケットでも販売しています。
以前は自然食品店や専門の宅配などがおもな販売先でしたが、JAS認証制度の始まりとともにそれまで見られなかったスーパーマーケットなどでも積極的に扱われるようになりました。ただ、有機野菜を求める消費者の数は従来の野菜に比べかなり少ないので、ある程度大きな規模のスーパーマーケットにかぎられることもあるようです。
もし、JAS有機野菜を買いたいと思うなら、インターネット、電話帳などで調べて入手するのが確実です。購入したいと思えばむずかしいことはありません。一般との価格差はスーパーマーケットで2〜3割高いようです。自然食品店などは、市場価格は考慮しないので、高いときは2倍近くになることもありますが、一般野菜の価格が高騰したときはJAS有機野菜のほうが安くなることもあります。
JAS有機野菜は消費者がわかりやすく見分けることを考慮しての制度です。もし、誰かが安心・安全だという野菜があっても証明するものがない以上、確認のしようがありません。国の法律のなかにある有機野菜を選ぶか、自分でJAS制度並みにつくられているかどうか調べるか、消費者の選択だと思います。
また、有機野菜は食べる人の安全・安心だけではなく、圃場(田畑)周辺の環境保全、農業の持続性など、その背景には多くの大切なものを抱えています。本当に安心・安全に包まれるには、目先の安全だけでなく、食を生産する農業全体、また食品関係者全体の意識の改善が必要だと思います。そして、そのことを消費者・流通者・加工業者等々にも広げていかなければならないと思います。
北海道有機農業協同組合(渡辺克也さん 談)
http://www.yu-kinokyo.net/nokyo/index.htm
|
「暮しと健康」2007年2月号より
|

注目トピックス
健康サイトマップ
|